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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■多分愛してるんだろう/『料理少年Kタロー』第7話/『カスミン』第7話
オタアミ当日まであと7日! カウントダウン7!

 ここんとこ、しげのロドリゲス(スズキのWAGON‐R)のBGMが『ブルース・ブラザース2000』から『ザ・ラットルズ』に代わっている。

 この日記を読んで下さってるような奇特なオタクの方なら、もう説明するだけ野暮ってもんなんだが、一応簡単に説明しておく。
 イギリスの伝説的コメディ番組である『空飛ぶモンティ・パイソン』の一員であるエリック・アイドルが(この人のコトまで説明してたら、またやたら長くなるので省く)、ニール・イネスと組んで、ビートルズのパロディ・バンドを作り、あたかも『ラットルズ』というグループが実在したかのようにでっち上げたニセドキュメンタリー番組なんである。
 パロディであるから、ビートルズの四人に当たるキャラクターだけでなく、当然オノ・ヨーコもいるわけで、これが女ナチスのキャラで登場してるのを見たときには爆笑した。いやもう、チョイ役でジョン・ベルーシやビル・マーレイ、ミック・ジャガーや本家ジョージ・ハリスンまで登場するというトンデモなく豪華なモノである。こういう番組の常としてクレームは相当つけられたらしいが、放送にあたっては幸いダン・エイクロイドの登場シーンが多少カットされたに留まった(ビデオ版では復活)。
 何よりスゴイのは、番組み中に演奏される30曲余りの音楽が、本家ビートルズの音楽と比べて遜色がない出来だったってことだ。事実、「ラットルズ」のCDが発売されたとき、「あれは本当にビートルズが歌っている」というウワサがマコトシヤカに流れ、それはかなり多くの人に信じられた。「チーズとオニオン」なんて曲にいたっては、ジョン・レノン本人が「オレはそんな曲歌ってない」と明確に否定したにもかかわらず、「いや、あれはレノンの声だ」と言いはる人がいて、アホなことにジョン・レノンのアルバムにうっかり収録されたりもしたくらいなのだ。
 ウソだと思うなら、輸入CD買って聞いてみればいい(日本版は多分廃盤)。歌詞もメロディーも、「本歌取り」の名前がこれほど相応しいものはない。今すぐ聞けない人は、“ALL WE NEED IS LOVE”が“ALL WE NEED IS CASH”ってタイトルになって、あのメロディーラインで演奏されるオカシサを想像していただきたい。

 残念ながら、ソフトな歌声で知られるエリック・アイドル自身は、ラットルズの一員、ダーク・マックィックリー(誰のパロかはよく解るね)を映像の上では演じていても歌そのものはオリー・ハルソールによる吹替えである。これは当時エリックが盲腸で退院した直後だったためだが、エリックの声でポールの……ああ、いやいや、ダークの声を聞きたかったと思ってるファンは私だけではあるまい。
 あと、『ザ・ラットルズ』というのは初めビデオで発売された時の邦題で、現在入手できるDVDは『ラトルズ 4人もアイドル?!』という腑抜けたタイトルになっている。全く、日本人のこのギャグセンスのなさってのはどうにかならんもんかね。


 土曜で半ドンなんだが、ちょっと残業があって、しげとの待ち合わせは1時半。「遅い」としげはぶすくれ顔。いきなり遅くなったわけじゃなくて、「遅くなるよ」と予め言っておいたのにどうして怒るかなあ。
 「すぐにはウチには帰らんけどいい?」
 「どこか寄るとこあるんかい」
 「それはヒミツ♪」
 何がヒミツだ。しげは私がちょっとくちごもったりすると、根掘り葉掘り隠しごとがないか聞いてくるのに、自分は常にヒミツを持っていようとするのだ。要するにそれだけヒミツにしたいアコギなことをやっているということだろう。たいていは金をちょろまかしたり金をちょろまかしたり金をちょろまかしたりしてるのだ。

 着いた先は近所の博多区民センター。なんだ、ホントにヒミツにするほどのこともないじゃんか。
 今年の劇団の公演、キャナルシティ横の「ぽんぷらざ」を予定しているのだが、その抽選にずっと外れまくっていたのである。苦肉の策で、数ヶ月分、一気に予約を入れたら、今度は二つも当たってしまった。おかげで片方、予約を取り消さねばならなくなったのであった。

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11月17日(土)
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