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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■10年ぶりのスプラッタ/『西原理恵子の人生一年生』(西原理恵子)ほか
オタアミ当日まであと18日! 18日しかないのだ!

 オタクアミーゴス九州公演開催までもう日がない。
 なのに、私んとこに「え? オタアミのチケット、まだ残ってるんですか? 買います買いますう!」と目をウルウルさせてやってくる美少女が一人もいない(来るかドアホ)。
 まあ、美少女が来ないのは仕方がないにしても、せっかく公開日記登録してるのに、もうちょっとオタク度高い人いないのかなあ。ウチの劇団メンバーにもちょこちょこと声をかけちゃいるんだが、しげの宣伝の仕方がもう噴飯もので、まるでなっちゃいないのだ。
 「楽しいよ〜、客がもうみんな濃くって濃くって、汗臭くて、太ってて、ウンチク垂れの、小うるさいの、もう3時間そこにいるだけでムンムンして息ができなくなるわ、馬鹿笑いされてアタマはガンガンしてくるわ、トリップできること間違いなし!」
 キサマは日本のオタクを全て敵に回すつもりか。
 ~凸(-~~- )
 いやもう、みんな引く引く。それでもよしひと嬢だけは「行きますよ〜」と言ってくれているので、やはりウチの劇団一のツワモノだなあ、とはつくづく思うのだ。

 確かに、しげがハンパなオタクを鬱陶しいって言いたくなる気持ちはわからなくはない。
 私も、昔、広島アニメーションフェスティバルに行った時、座席の後ろでゲストの対談中もずっと、まさしく「サロンのバカ」的なウンチク垂れまくってたオタク連中に「うるさい、黙れ」と文句つけたことはある。
 けど、それをはオタクであるかないか以前に、マナーを守れているかどうかって点を問題にしただけだ。私だってハンチク野郎には違いないんで、自分だけがモノ知ってるような態度は取れないし、ネットのあちこちで明らかにオタクそのものを敵視するような「ウザい」と吐き捨てるような言い方をすることはやっぱりできない。
 なんだかんだ言っても、彼らは仲間なんである。

 しげはどんなにおかしい映画や公演でも、声を出して笑わずに見るやつなので(単にステゴザウルス並に反応速度が遅いだけかもしれんが)、せっかくのギャグが周囲の笑い声で聞こえないと言うのは、腹立たしいことでしかないのだろう。けど笑いたい時に笑うなというのは無理な話だし、オタクが汗臭いのは宿命だ(^^)。それに目くじら立てるのは女に向かって「ちんちんついてないくせに威張るな」と言うようなものである。
 広い心で見守っていただきたいものである。

 で、当日でもいいから、オタアミにご興味あるヒト、ぜひ来てね。
  

 今日は比較的早めに帰宅できたので、『FFU』を見ようかと思っていたのだが、しげが「腹減った腹減った」とうるさいので、諦めて外出。
 「『浜勝』と『ロイヤルホスト』どっちにする?」
 「どっちでもいいよ、どうせ『ロイヤル』はデザート食いたいだけなんだろ?」
 「実はそうなんよ」
 「で、しかも食いたいのはデザートの上のクリームだけだろう」
 「……うん、そう」
 「なら行く意味ないじゃん」
 「だから『浜勝』でいいんだけどさ、あとで『ロイヤル』でデザートだけ食べようかって思っても、腹いっぱいになってて、いつも食べられんとよ。悔しい」
 悔しいって、自分が食い過ぎなきゃいいだけではないか。いつまで経っても自制心のかけらも育たんやつだ。こいつ、婆さんなってもこんなかなあ。

 「ブックセンターほんだ」で、何冊か本を物色。
 「浜勝」では新発売とかいう松茸のホワイトソースかけカツ定食を食う。松茸ったって、薄く薄く切ったのが数切れ入ってるだけ、しかもホワイトソースで味も風味もまるで消されている。食感すら殆どない。……こんなんシメジでいいじゃん。
 だったら頼むなとも言われそうだけど、なんか「新発売」とか「フェア」ってやつに弱いんですよ。ささやかなゼイタクをつい望んじゃうのは庶民の心理ってもんなんである。

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11月06日(火)
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