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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■行かなかった博覧祭/『陽だまりの樹』1〜7巻(手塚治虫)ほか
オタアミ当日まであと19日! 19日しかないのだ!
気がつかないうちに北九州博博覧祭が昨日で閉幕。
いっぺんくらい覗きに行こうか、としげと話をしていたのだが、「パビリオンを見たい」私と「露店でメシ食いたい」しげとでは目的がまるで違うので一緒に行く意味がないのである。
行ったついでによしひとさんや塩浦さんにも会えるかもよ、とか話してたんだが、やはり「見たいもの」が本当にそこにないと、近年とみに重くなった我々夫婦の腰はなかなか上がることがないのだ。
先々月「山口きらら博」に行ったのも、偶然しげの誕生日に「オタきら」があったからで、そういうことでもない限り、そうそうこういうイベントに大枚はたいて出かけるようなことはしなくなっている。
別にトシをとってエネルギーがなくなったってことじゃないぞ(ちょっとはそれもあるけど)。出かける余裕(主におゼゼの面で)があれば、本の一冊を買うか、映画の一本を見に行くか、そっち方面にエネルギーを費やしたほうがずっと満足感が高いことはわかりきってるからなのだよ(←トミノ喋り)。
結局我々は行かずじまいだったわけだが、あれだけ200万人達成が危ぶまれていた北博、夜間割引などの効果があったか、閉幕寸前にやっとこすっとこ210万人の入場者数目標を達成できたそうである。それだけを聞くと、いかにもめでたいような感じだが、割引での達成なら、収入は予定より大分目減りしてるんではなかろうか。これをもって成功と言うのはちょっとムリがあるように思う。
ともかく、何のための博覧祭か、誰に向かってメッセージが投げかけられているのか、皆目分らない、徹頭徹尾上滑りの企画だったように思う。多分、企画者の間ではこんな会話が交わされていたことであろう。
「今度、ウチの会社でもパピリオン出すって」
「出すって、何出せばええんね」
「さあ? テーマは『響きあう 人・まち・技術』ち言いよう」
「ようわからんやん。とりあえずウチの会社が『地球に優しい』とこ見せればええんやろ?」
「あ、紙のリサイクルの流れとか、模型で見せたらええやん!」
「で、再生紙で作ったお土産売れば……」
「再生紙ノートとか」
「再生紙ダンボール箱とか」
「再生紙牛乳パックとか」
「再生紙ティッシュペーパーとか」
「再生紙トイレットペーパーとか」
「再生紙バッグとか」
「再生紙ハンバーガーとか」
「再生紙Tシャツとか」
「再生紙パソコンとか」
「再生紙呪いのわら人形とか」
「再生紙となりの女子大生のお姉さんとか」
実際に見に行ってないので、本当にどんなもの売ってたかは知らないのだが、何かヘンなものはありませんでしたか? よしひとさん。
結局「金を落としてほしい」「北九州でだって博覧祭は開ける」、それだけでぶち上げたようなシロモノだったことは行かなくてもハッキリしていた。性格がネジくれている私などは、そのパビリオンのヘタレ具合を見に行くだけでも楽しいのだが、しげはそういうのを見ていると、本気でハラを立ててしまうのである。
やはりしげの方がおカネにはがめついのだなあ。だったらたまに衝動的にムチャ高い買い物するのはやめようね。
で、昨日は東京国際映画祭も閉幕。コンペ部門のグランプリは『スローガン』だそうな。『羊のうた』は見事に落っこっちゃったみたいだが、ううむ、加藤夏季の神通力(んなもんあったんかい)、審査委員長のノーマン・ジュイソンには通じなかったか。まあ、男臭い映画ばっかり撮ってた人だからしゃあないと言えばしゃあないかなあ。
そんな中、石ノ森章太郎原作の『化粧師 KEWAUSHI』が最優秀脚本賞を受賞している。あまり期待してなかったんだけど、意外な拾いものになってるのかも知れない。福岡まで果たして流れてくるかどうか。
今日も残業。しかも7時過ぎまで。
「5時には終わるよ」としげを待たしてたのだが、まさか2時間も待たせることになるとは私も思ってもみなかった。
怒って先に帰っちゃうかなと思ってたのだが、今日は終日雨で、私をほったらかしてはおれなかったらしい。
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11月05日(月)
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