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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■彼岸の人/ドラマ『ブラック・ジャックV』/『ドンキホーテのロンドン』(鴻上尚史)ほか
 オタアミ当日まであと59日!

 一昨日24日、作家、中岡俊哉氏が異ガンで死去。74歳。
 唐沢俊一さんの裏モノ日記に、「心霊研究家としての肩書きに触れてなかった」と書いてあったが、読売新聞、ちゃんと「超常現象、心霊現象に関する多数の著作がある」と記載してる。
 まあ、これを書かなきゃウソだよなあ。
 昔はしげ以上に怖がりで、心霊写真なんて見ることもできなかった私ですら(隔世の感があるなあ)、中岡氏の著作を何冊かは所持している。
 怪作『新・世界の怪獣』もしっかり持ってるし。
 ああ、地球は怪獣バグンによって滅ぼされちゃったんだよなあ。それまで「怪獣」というのは必ず倒されるものだと思っていたのに、人間の兵器を全て寄せ付けず、世界各地を荒らしまわる大群獣バグン。
 しかも各国は自分たちの利権ばかりを考えていて、ともに怪獣に当たろうとしない、その結果、人類は自滅とも言える滅亡を遂げる……。あの崩壊のイメージは、映画『ノストラダムスの大予言』以上に、今でも私のトラウマの一つになってるのだ。
 もちろん、氏の「どう見てもウソ」の心霊写真を、「ホンモノ」のように見せかけた「罪」は大きいとしても、そんなのはオトナになれば自然と判断がつくものであったし、何よりコドモに「得体の知れないものに対しても興味を持つ」視点を与えてくれていたことは、大いに評価していいのではないか。最近はたいした著作を書いてはおられなかったろうが、その死はやはり惜しい。

 ……ちょっと本棚から『クロワゼットの超能力』(笑)を引っ張り出してみたのだが(心霊関係のはどこかに紛れこんでて解らん)、中岡氏がどの程度超常現象を信じていたかは分らないが、その「筆力」には頷かざるを得ない。
 「超能力を頭から疑っている人に理解してもらおうというのは、盲人に血の赤さをわからせようとするくらいむつかしいのではなかろうか」なんて、今なら一発で削除をくらいそうな表現まであるが、この人の文章、同じことを二度三度と畳みかけるように訴えるところに特徴があるのだ。
 「私は超能力の実在を信ずる。 私はまた、超能力は誰にでも潜在している可能性を信じている」
 こんな具合。つまり「アジテーションの文体」なのだね。クサイが、この表現に私はけっこう騙されていた。かなりトシをとるまで「ユリ・ゲラーはニセモノだけれど、クロワゼットは本物」なんて言ってたのだ。
 言葉は決して真実ではない。メディアが真実を伝えることは不可能に等しい。だとしたら、「真実だ」と思いこましてくれるものがそこにあり、たくさんの人々がそれを受け入れれば、それは畢竟、「真実」としての機能を果たしだす。……いやねえ、なんつーか、読み返してみて、結構「自分の文体」と似通ってるところ見つけちゃったわけですよ。
 私も知らず知らずのうちに中岡さんの影響を受けていて、この日記の読者をアジってたのかもなあ。


 今週はお仕事が始まったのが、火曜日なので、まだ二日目なのだが、体が異常に疲れている。
 職場でもウチでも椅子に座ってる時間が長いせいかなあ。腰にはっきりと痛みがあって、捻ると一瞬、激痛で立往生する。
 日記の更新で夜更かししてるから、という理由もあるのかもしれないが、それにしたって5時間は寝ているのになあ。もっとも入院中は8時間、9時間は寝ていたわけで(つーか消灯されてちゃ寝るしかないわな)、やはり人間は位置に血の1/3は寝ないと体調が万全にはならないものらしい。
 布団が固いせいもあるのかな。そろそろ新しく布団を買おうかなあ。


 帰宅してみると、しげ、20時間の睡眠からやっと目覚めている。
 ……臭い。言っちゃあなんだがマジで臭い。20時間でこれなのだから、イバラ姫も100年の眠りから目覚めたときにはさぞや臭かったであろう。
 しげには、日曜日に「休日くらいは洗濯しろよ」と言っておいたのに、途中でほっぽらかしていたので、「まだ洗濯もの残ってるだろ」と言ったら、「ちゃんと干したよ、見えんの?」とこきゃあがった。
 「ウソをつくなよ、やってないだろ!?」
 「ウソなんてついてない! 後から出したんじゃないの?」

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09月26日(水)
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