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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■裸という名の虚構/『アイドルが脱いだ理由(わけ)』(宝泉薫)ほか
 今日は小泉純一郎首相の写真集の発売日だそうな。
 世間の反応、「いくら人気があるからってやりすぎ」って人も多いみたいだけど、こういうキワモノこそが、後の代において「時代の証言」となることが多いのだ。
 人気なんて、泡ブクのようにあっという間に消えちゃうものだから、数年後、「あの小泉フィーバーは何だったのか」みたいな感じで振り返られることは必定。今、書店のコーナーを埋め尽くしている感のある小泉関連本が、水が引くように消えてなくなることも確実なのである。
 そうなると、更に十数年後、若い人に向かって「昔ね、小泉さんってライオン頭の総理がね、何の実績も示さないのに支持率だけは90%越してたことがあったんだよ」って言っても誰が信用するかってことになるのだ。
 そのとき、押入れの奥に隠していた「写真集」を取り出して、「ホラ、それが証拠にこんな写真集まで出てたんだから」と見せれば、ウソなんかついてないってことが証明されるのだよ。
 そのためには、初版を買うより、ある程度増刷が掛かったころを見計らって買うのが一番いいんだけどね。「ホラ、三ヶ月でこんなに増刷が!」とかってね。……でもタイミング間違ったりすると、増刷が掛かる前に絶版、ということも考えられるので、この辺の見極めがムズカシイのだ。
 ……え? じゃあ、お前は買うつもりがあるのかって?
 だから「小泉さんのファンの人」、恥ずかしくても買っといたほうがいいですよって言ってるんだってば(笑)。

 私は今、酒井法子の『のりピーちゃん』や飯島愛の『タイムトラベラー愛』(作画は武林武士)を買い損なっていることをちょっとだけ悔やんでいるのである(ちょっとだけだよ、ちょっとだけ)。
 
 
 朝方、J−COMブロードバンドから、「せっかく申しこんでもらって悪いけどよ、お前んとこ、電波障害があってよ、ブロードバンドできねえんだわ。引っ越したらまた声かけてくんな」って、ミもフタもないメールが届く。
 ようやく最近、「ブロードバンド」というコトバを覚えたので、「おお、これは便利そうだな」と、早速しげに頼んで(この辺がまだパソコンオンチな私の度胸がないとこ。しげに頼まないと何もできないのだ)、これからは画面一杯にサイトを広げてもフリーズしないぞと喜んでいたのだが、そう都合よく物事は運ばないものらしい。
 だいたい「ブロードバンド」なんてエラそうな名前を名乗ってるんだったら「電波障害」くらいものともしないくらいのスペックがあってもいいんじゃないのか。「ブロード」って「広い」って意味じゃないのか。「でもアンタんとこはダメ」なんて了見が狭いぞ。「バンド」って「帯」だっていうけど「紐」の間違いじゃねえのか。やさしくゆったり包んでほしいのに縛って絞めつけてビシバシしばかれてる気分だぞ。
 ……パソコンに詳しい人には大笑いの発言でしょうが、ご容赦下さい。イナカに住んでるんだなあ、とちょっと悲しくなったんです。


 夜、偶然、『ディズニー百周年SP クイズ$ミリオネア・新学期子供大会』を見ていたら、ちょっと変わった男の子が出ていた。眼鏡をかけた、ちょっと見は、なかなか利口そうな顔立ちの子である。
 番組はもう終わりどきで、「野口英世はなんの病気で死んだ?」という、我々の世代なら選択肢がなくたって即答できる程度の問題だが、小学生にはやはり難しいのだろう。ちょっと悩んで「ええ〜っ?」なんて言っている。
 その態度に物怖じした感じが全くないので、度胸のある子だなあ、でも一歩間違えたら生意気だって嫌われそうな感じだよなあ、と思っていた。
 男の子、ハッとして「黄熱病!」と答える。司会のみのもんた、あのねちっこい声で、「どうしてそう思ったの?」と聞くと、男の子、「う〜ん、どこかで聞いたような聞かなかったような、友達から聞いたような聞かなかったような」と言って小首を傾げる。場内、ドッと受ける。
 おやおや、これはなかなか「ツカミ」を知ってる子だ。
 もちろん、正解、75万円獲得!の瞬間、その子が前髪をかきあげてオデコをペろっと見せると、そこには「75万円」と書かれたハチマキが。

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09月06日(木)
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