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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■腹立ち日記/映画『お笑い三人組』ほか
朝方、ミ○○シの業務サービスから、クーラー修理の件で電話連絡が入る。
昨日の連絡では今朝、来てくれるということだったが、「午後にお伺いしてよろしいですか?」ということで驚く。
メーカー連絡を頼んでおいた馴染みの電器屋さん、連絡を間違えていたのだ。それどころか、こちらの住所も教えてない。いったいどうなってるのか。
午後から出かける予定でいたので、急な変更は困る、と言ったら、「じゃあ、今から参ります」。
ちょっと立腹していると、しげの顔が険しい。
しげは私が他人に対して怒ったりすると、すごく機嫌が悪くなるのだ。どうやら、「幸次郎のクセして、生意気だ」ということらしいのだが(わしゃのび太か)、先方のミスに対してこちらが低姿勢になることはないだろう。
というか、ミスをしたらミスをしたで、言い訳なんかしなきゃいいのに、ミ○○シ、「昨日も電話を入れたんですけど」(ヒョウジケンガイだったので、受話器を取らなかったのだ)なんて、電話に出なかったこちらのほうが悪いような言い方をするものだから、こっちだって意地悪になるのだ。
更に「どうにか午後にできませんか? もうほかの予定入れちゃってるんで」なんて頼んでくる。もう、私のこめかみにはピクッと青筋が立っている。「そちらのミスの尻拭いをこちらにしろと言うんですか?」と言ったら、さすがに黙った。
こういう事情だから、しげが腹を立てるのは全く筋が通らない。クーラーが治らなくて困るのは自分だってそうだろう。だいたい、私が入院するちょっと前から、水漏れを起こしてたんだから、しげが連絡をしておけばよかったのだ。結局、面倒臭いからサボって、後始末をまた私に押しつけているのである。
自分もしょっちゅう甘えてくるくせに、そんな態度取るほうこそ、「しげのくせに生意気だ」。
しげは自動車学校。その間にミ○○シ、クーラーを修繕して帰る。基盤がイカレていた由。ホースの根詰まりも直してもらったので、これでまた数年は持つであろう。
直後に父から電話が入り、修繕はしてもらえたかと尋ねられる。
トラブった事情を説明すると、「ミ○○シから、こっちに電話があったぞ」とのこと。ミ○○シ、ウチの電話番号がわからずに父の店にかけたらしい。住所も電話番号も電器屋さんのほうに教えているというのに、どうして伝わっていないのだ。「アレはいつもじゃ」と言いつつも父も呆れていた。
快気祝に自分で赤飯を炊く。
もちろん、しげが何もしてくれないからだ。
なのに私の方は帰ってくるしげのためにイカのから揚げや棒棒鶏を作っておいてやるのである。
帰宅したしげ、うまそうにバクバク食う。……寄生されてるよなあ。
終日、日記の更新。
退院が近づいてからは、メモをつける程度にしか日記を書いていなかったので、新聞を読み返したり記憶を辿りながら書いて行くのだが、もはや断片的にしか思い出せない。それでも脳細胞をフル回転させて書き続ける。
なんでそこまでして書いてんだと言われそうだが、既に“業”になっちゃってるのだ。休みももう二日しかないし、それまでになんとしても溜まってる分を片付けようと思うのである。……それにしても、単純計算して位ても、月産、四、五百枚は原稿書いてる計算になるなあ。
でも、自分の心の中では、これでもまだ無理のないように「セーブしている」感覚でいるのだ。だって、日記だけ書いてたら、本も読めないし、映画だって見られないじゃないの。
午後から何か見たい映画はないかしげに聞くが、要領を得ない。
しげがバカだなあと思うのは、「この映画見たいんだけど」とこちらが持ちかけても、返事をしないことである。
はっきり「見たくない」と言うと、ワガママだと捉えられてしまうかも、と黙っているつもりなのだろうが、こんな無意味なことはない。見たけりゃ、「ウン、行く!」と言ってるはずだからだ。
結局、即断するしかないのだということはちょっと頭をひねればすぐわかることだし、そうしろと言ってもいるのに、相変わらず優柔不断なままだ。
「だって、ちょっと見てもいいかな、という程度で、すごく見たいというわけでもないから」
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08月29日(水)
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