ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491732hit]

■クリエイターの条件/映画『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』ほか
 猛暑はとりあえず去ったとは言え、クーラーのないマンションの部屋の中は暑い。むちゃくちゃ暑い。
 しげが、人より体温高くて7度近いものだから、室温上昇に貢献してくれること。とても一緒にはいられない。マジで頭痛がするのである。
 夕べ、クーラーを取り付けてくれた知人の電器屋さんに、メーカー修理を頼んでおいたのだが、今朝方になって、「明日、朝8時から8時半の間に伺いますから」と電話連絡が入る。昨夜のうちに連絡しておいたのは、今日来てもらいたかったからなのだが、昨日の今日では順番もあるし、来てもらうわけにはいかないらしい。
 まあなあ、これだけ暑けりゃ、あっちこっちでクーラーも故障しまくってるだろうから、仕方ないか、と諦める。

 せめて汗でも流そうと朝風呂に入っていると、遅く起きてきたしげが風呂場にまでやってきて、「飯はぁ?」と聞いてくる。
 私がウチにいるとき、家事はほとんど私の担当だ。
 私が仕事に行ってる間は、しげは寝ていて何もしない。帰宅してから家事をするのはやっぱり私である。……しげに、「申し訳ない」という気持ちがカケラでもあったなら、こちらも少しは気がおさまるのだが、起きるなり第一声が「飯」である。しかもこっちは風呂に入ってるってのに。
 「ふざけんな。自分でそんなん作れ」
 「だって、料理するの好きって言ってたじゃん」
 「朝飯なんて飯と味噌汁で充分じゃねーかよ。なんでそんなのまで人を頼りにするんだよ」
 しげ、ふてくされた顔で風呂場を出ていくが、「アナタ、お食事の用意が出来たわよ」なんてセリフがしげの口から出てくることは夢のまた夢なんだろうなあ。
 え?
 朝飯は結局どうなったかって?
 作りましたよ、私が二人分。
 モヤシ炒めて卵とじにしただけだけどね。ちょびっと醤油垂らしただけで、これがムチャクチャ美味いのだよ。
 でも台所の電球が切れていて、薄暗い中で作ったので、片方は焦げすぎてしまった。
 ……もちろん、焦げた方を食べたのは私。自分で自分が健気過ぎて泣けてくるよ(T∇T) 。

 任天堂の新機種、「ゲームキューブ」の発売が迫っているが、プレステ2のソニーに水を空けられつつある任天堂がゲームメイカーとしての矜持を示すためにか、DVDなどの機能を一切つけなかったと言う。
 近い将来、ネット配信で映画が自由に見られるようになるのなら、余計な機能はかえって邪魔って踏んだのかもしれないが、いささか即断に過ぎないか。今、DVD機能を排除するって言うのは、ユーザーにしてみれば明らかに魅力減に感じられるように思う。
 マイクロソフトのXBOXも来年発売が決まっている。
 どうせもっといいものが半年待てば手に入るとなれば、購入を手控える人も多くなるんじゃないか。なんとなくこの「ゲームキューブ」、発売当初は売れるだろうが、セガのドリームキャストの二の舞になりそうな予感がするのである。
 なんだかこういうプライドだけでモノを売るって姿勢、戦時中のカミカゼ特攻隊みたいでどうも気に入らないのだなあ。

 CSファミリー劇場の「ファミナビ」、相変わらず加藤夏季がノリノリでがんばっているが(なんだか最近、この日記の加藤夏季度が高いな。イベントでもあったら、仕事休んででも行っちゃうんじゃないか)、それはそれとして、来月、昭和ガメラシリーズの一挙放送があるので、湯浅憲明監督がゲストに呼ばれて、当時の裏話などを披露している。
 もちろん、低予算でいかに特撮映画を作るかと言う話に終始するわけで、ガメラマーチを歌っていた「大映少年合唱団」は、撮影所の近所で遊んでいたジャリん子どもを「ちょっとおいで」と集めて歌わせただけだとか(笑)。
 自作のベスト3は、『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』の三本だそうだが、なぜ『バイラス』かと言うと、これが最も予算が少なかったからだそうな。なんでも白黒映画より安く、しかも本編特撮両方合わせて一本分のオカネしかくれなかったとか。
 「高速度撮影と逆回しだけで無重力を表現する」なんて力技もこの作品ではやっているのである。こうなるとまさしく「後は勇気だけだ!」の世界だなあ。

[5]続きを読む

08月28日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る