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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■怨念がおんねん(古)/『平成十三年度版 九州怨念地図』ほか
 相変わらず仕事は楽にならないし、体重は減らない(+_+)。
 今日も80.4キロだぞ。なぜこの「80」ラインが切れないかな。
 ここしばらく帰りが遅くなってたけれど、今日はようやく職場をほぼ定時に引ける。
 今朝から雨が激しかったので、タクシーで来ていたのだが、帰り、全くタクシーが拾えない。
 仕方なく歩く。歩く。歩く。
 気がついたら20分近く歩いている。目の前にウチの近所にはないコンビニがあったので、中に入る。
 昔、コンビニと言えばセブンイレブンしかなかった頃に比べると(ホントに昔やなあ)、もうコンビニの種類なんて全部でどれだけあるのか分らないくらいだが、そのワリにそれぞれのコンビニにそれほどの差異は見られないことが多かった。
 でもそれじゃマズイ、とコンビニ側も思っていたのだろう。最近はそれぞれに工夫しているコンビニに当たることも少しずつ増えてきた。
 「ポプラ」なんかは炊き立てゴハンを弁当に盛ってくれるし、「エブリワン」には、ベーカリーコーナーや自家製串カツ・唐揚げを売るコーナーがある(そのうちコンビニマップみたいなもの作ってみたいもんだ)。

 で、今日入ったコンビニは「ミニストップ」。
 間取りはたいして個性はなかったが、「ハンバーグ焼肉弁当」だの、「メンチオムライス特製デミグラスソース」だの、ちょっと変わった弁当があったので、土産に買って帰ろうとして、ふと本棚を見ると。
 いきなり目に飛び込んできましたね、黒バックに、ぼんやり浮かんだ女の顔の半分。
 「平成十三年度版 九州怨念地図 部数限定保存版 お祓い済」。
 なんともおどろおどろしい表紙が、何冊も、何冊も横にズラリ。
 うーむ、この様子、ウチのしげなんか、本気でちょっと怖がるんじゃないかなあ。こんなディスプレイしてたら、かえって売上、減らしちゃうんじゃないの? と勝手に心配。
 いや、買いましたよ、私は。別に怖がりじゃないし、それどころか、もうタイトルだけで笑わせてくれてるし。
 テレビの心霊番組もそうだけど、一回視聴率が採れたからって、パートワン、パートツーと続けていくと、だんだん心霊現象と言うには苦しいトンデモネタも増えてくるんだよね。

 「某市のあるホテルに泊まった夫婦。ルームサービスを頼んだのだが、やってきたボーイが、部屋の中に入るなり消えた。夫は腰を抜かしたが、妻はフロントに電話して、『ちょっと、宿泊代タダにしてくれる?』」
 おい、それって「笑い話」じゃないか(^_^;)。

 「霊視能力のある女の子と一緒に、廃屋探検に出かけたグループ。女の子は急に『タコ焼き食べない?』『どうして?』『だってハゲ頭のじいさん、たくさん見たから』」
 こういう女の子とはオトモダチになってもいいかな(^o^)。

 「タクシーに乗っていた紳士、突然豹変して『阿蘇大橋へ行けえ!』。運転手がビビって大橋に行ったとたん、紳士は急におとなしくなって、『あれ? ここどこですか?』」
 幽霊もタクシーを使わないと観光旅行はできないらしいね。

 「鹿児島のザビエル公園。背中を見せてすすり泣く女を見て、近づいて声をかけると、振り帰った女は血塗れ」
 『貉』のパターンですな。どうもキリスト教のご威光は日本の幽霊には通じないらしい。

 クスクス笑いながらページをめくっていたのだが、ふと、どこかで見たような写真が。わざとピントを外してぼかしてあるのだが、ちょっと奇妙な形の建造物。廃坑になった炭坑掘削の縦穴跡なんだけど、これ、ウチの職場の近所じゃないの。
 以前、ウチの劇団で『ディオゲネスの樽』という芝居をやったとき、パンフ用にあちこちの写真を撮ったんだけど、そのとき、この建物も撮影していたのだ。
 そうか、あそこは心霊スポットだったか(^^)。あの時はC−1くんとしげと一緒に行ったけど、別に何の霊障もなかったなあ。写真にも何も写ってなかったし。
 たいてい心霊スポットって「廃校」とか「廃屋」とか「廃病院」とか「廃」ばっかりだけど、それなら「廃遊園地」とか「廃ボーリング場」とか「廃ゲーセン」とかにはなんで幽霊があまり出ないかな。

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07月12日(木)
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