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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■夫婦で暑気あたり?/『昔、火星のあった場所』(北野勇作)ほか
しげが「寝ても寝ても寝ても寝ても疲れが取れないよう」と嘆いている。
でもそんなに最近は寝てないんだよね。
だから夜通し6時間の立ち仕事、ネットサーフィンしたあとは部屋の模様替え、宴会でカルピスチューハイ四、五杯空けて、次の日は朝から劇団の練習なんてアホなスケジュール立ててたら、いくら20代っつーても、カラダが持たんだろう。
……そういやしげってまだ20代なんだよな。
でも私はじきに40代。
……トシの差夫婦ってやだなあ。
休日出勤で、まる一日お仕事。
休みがないと、私も疲れが取れない。40の坂を越えると体力がガタッと落ちると言うが、40どころか30越える前から私ゃ睡眠不足がモロに体に来るようになってるぞ。
徹夜なんか全然出来なくなってるものなあ。
睡眠時間が五時間を切ると体に来ること来ること。全身がダルイし意識はしょっちゅう朦朧とする。
だからせめて一週間に一日くらいは休みの日を確保しておきたいんだが、ここ1ヶ月ほど、それがまるでままならない。休めたのは病気でぶっ倒れたときくらいのものじゃないのか(^_^;)。
しかも今日はクーラーのない中でのお仕事である。
暑い。
蒸してる。
茹だってる。
眉間にシワが寄るのが自分で判る。
ああ、意識が飛びそうだ。
ハッと気がついたら、目の前に誰かの死体があって私の手には包丁が、なんて事態になっててもおかしくないかも。って、シャレにならんこと言ってるかもしれない(-_-;)。
なんとか犯罪者にならずに帰宅(おいおい)。
偶然しげと帰りが一緒になって、マンションの上からしげが私に声をかけ、手を振っている。
なんだかなあ、しげのやつ、街中では私に声かけることすら恥ずかしがって、しょっちゅう迷子になりかけてるってのに、どうしてこんなちょっとしたことでも喜んではしゃげるかなあ。
「今日の練習はどうだった?」
「あ、喜びぃよ。台本、よしひと姉様にウケてたから」
「……何が?」
「×××んとこが」
「……なんで?」
「其ノ他くんが×××で兄さんも×××ってとこがあるでしょ? 実際に演じてる時の様子が眼に見えるようだって」
×××の様子なんて想像して喜ぶもんじゃないと思うが。
台本未定稿の内容に触れる部分ですので、伏字なところがありますがご容赦下さい。あの、別に淫靡な内容だからカットしてるわけじゃありませんので。
疲れ果ててたしげは、そのあとすぐ泥のように眠るのであった。
最後に「『雲霧仁左衛門』録画しといてえ」とだけ言葉を残して(^_^;)。
あれだけ「時代物は難しいからヤだ」とか言ってたのに、しげは古本屋回って池波正太郎の原作を探し出してくるし、ウチにあった梅安シリーズも読み始めるし、急に池波づいているのである。
私は、池波はほかの時代作家ほどにはハマらなかったのだが、別にキライだというわけではない。回りにファンも多いみたいだし、ちょうどいい機会だから、と買い込んだ『鬼平』もまだ『唖の十蔵』しか読んでないので(第一話やんけ)感想もUPできないのだが、夏場の入院の時期使ってなんとか読破してみようかな。
あ、昨日のしげの突発的模様替え症候群発動のせいで、『鬼平』もどこかに沈んでいるのだ(おかげで岡野玲子の『陰陽師』10巻も唐沢なをきの『うらごし劇場』もまだ途中までしか読んでないのに行方不明だ)。読みたいときに本がない。で、仕方なく2冊、3冊目を買う羽目になるのだな(-_-;)。
テレビシリーズの『雲霧』のナレーションが津嘉山正種なものだから、あの低く抑揚のない声で「享保のころ、当時市中を荒らす盗賊たちがいた」なんて語られると、なんだか「オトナ帝国」のケンが歴史の歪みを問い質すようにこちらに語りかけてるようで、ちょっとコワかったりするのである。
ナレーションの「語り」はただの語り部でなくて一種の「批評」である、って言ってたのは誰だったかなあ。
徳川夢声か三國一郎だったっけか。誰か覚えてない?
北野勇作『昔、火星のあった場所』読む。『かめくん』の作者の新作かと思ったら、文庫リニューアルのデビュー作だったのだった。
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07月08日(日)
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