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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■愛のバカクサ物語/『フロン』(岡田斗司夫)/DVD『ウルトラQ』1巻ほか
 ひいいいい!
 た、体重が83.8キロぉぉぉぉ!
 恐るべし、お好み焼きパワー!
 わずか一日で1キロも太らせるとは! ここ四、五日、雨続きで、夜の散歩ができないでいるけど、その分、雨合羽着て汗だくで自転車通勤してるからそう増えはすまいとタカを括ってたんだがなあ。
 ああ、でも今日も大雨。
 私もそうだが、この休日、世間はみんななめくじになっていることであろう。
 昨日の日記に書き忘れてたこと。
 父の日のプレゼントは、昨日しげが私から奪い取っていったオカネでお風呂セットを買って持っていったそうである。
 そのときの親父の反応を知りたいとは思ったが、人の顔色を読み取ることのできないしげは全然説明できないのだった。


 岡田斗司夫『フロン』読む。
 近所の本屋を探しまわって全然見当たらなかったのに、博多駅の紀伊國屋と、天神の福家書店にはしっかり平積みで置いてあったのだった。
 「先に読ませて!」とタダをこねていたしげは、昨日のうちに読んでしまっていた。
 今日、私が読み終わったところに、てぐすね引いて待ちかまえていたかのように、「ねえ、面白かった?」といかにも疑問、と言った面持ちで聞いてきたので、かえって私はキョトンとしてしまった。
 私はてっきり、しげは『フロン』を読んでいろいろ共感するところも多かったのではないかと思い込んでいたのだ。実際「オンリーユー・フォーエバー症候群」の権化みたいな女だし。
 「女が全部そうだってのは納得するんだけど」
 という前置きをした上で、しげは言うのだ。
 「なんでこんなに特殊な女しか岡田さんの周りにはいないの? アンケート取ったって言ってるけど、ヘンな例しか挙げてないんじゃない?」
 ……そう思うのはお前が特殊だからだ、と心に思いつつ口にも出したのだが、実はしげのその指摘、間違っていなくもない。

 実際、この本に載ってる女性の意見、まともに考えたらツッコミ入れやすいこと。
 「本当に結婚という制度は私を幸福にしてくれるのだろうか?」
 結婚はもともと幸せになるための手段ではありません。私だって、しげに対して「幸せにするよ」なんて言ったことは一度もないです。あなたはユメを見ているだけです。早く覚めなさい。
 「子供はほしいけど、結婚してうまくやる自信がない」
 養子を持ちなさい。自分の血を分けた子供でないとイヤなら「えっちはしたいけど妻と子供が付いてくるのはいやだ」という男を捕まえなさい。
 「いい母親になれる自信がない」
 ならなくていいです。
 「結婚したら生涯、他の人を好きになってはいけない。だから自分は結婚などできない」
 しなくていいです。
 「飽きっぽい私に結婚など不可能」
 だから誰もあんたに結婚してくれなんて頼んでないよ。
 「結婚しても他の人を好きになるのは止められない。いったいどうやって今現在結婚してる人はそういう衝動を抑えてるのか。その秘密を知りたい」
 秘密なんてありません。そんな衝動がある人は普通結婚しません。してもやがて別れます。なんでそこまで結婚したいのだ。しなきゃいけないと思いこまされてるのか。それとも貴様は「結婚して夫からお金をもらって、その金で他の男と浮気したい」と考えてるのか。
 馬鹿。

 特殊な例ではない。
 女性に幻想抱いてる男性諸君、これが女の真実なのだよ。
 世の中の大抵の女が「どんな最低な男よりもレベルが低い」とは宮崎駿も断言している事実なのである。
 おっと、こういう言い方はまた誤解を招くな(^_^;)。
 でも、男に依存するあまり自分の不幸の原因まで男のせいにする女が多いのは事実だと思う。
 岡田さんは「現代の結婚は女が不幸になるように出来ている」と言うが、そんな女しかいない世の中でその女に育てられ、そんな女と結婚させられる男のほうだって充分不幸だと思うなあ。

 「こういう意見が出る、という状況がいかに根源的で深刻か、いかに私たちの幸せを大きく左右するかに気がついた私は、『この問題を本にしよう』と決心しました」と岡田さんは本書の執筆動機を語っている。 

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06月23日(土)
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