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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■マンガ読みのマンガ知らず/DVD『地球防衛軍』ほか
 新創刊の週刊マンガ誌『コミック・バンチ』が青年誌としては画期的な部数(70万部くらいだったかと思う)を記録したと言う。
 いったい誰が読むんだという意見を以前、この日記に書いたが、実際に読んでる人が継続しているということなら、それはそれで不況に喘ぐ出版業界が少し活性かしたということでもあるので喜ばしいことだ。
 『北斗の拳』や『シティー・ハンター』のパート2にどんな魅力があるのかと揶揄したのも、私にマンガの魅力を見る目がなかったということになるのであろう。一般的には。
 でもやっぱり面白くないんだよねえ。
 いや、もともと『ジャンプ』の従来のヒット作については、鳥山明を除けば私は全く興味が湧いていなかったのだ。『リングにかけろ!』『キン肉マン』以降、ストーリー的にも作画的にもヘタクソとしか言いようのないマンガが続々とヒットを飛ばしていて、かつては永井豪、ジョージ秋山を擁し、星野之宣や諸星大二郎を世に送った雑誌の質がどうしてここまで落ちるものか、と愕然としていた。
 年1回の愛読者賞でも、作品として完成度の高いコンタロウの『東京の青い空』や江口寿史の『GO AHEAD!』なんかが2位以下に留まり、池沢さとしの『誓いのチェッカー』とか車田正美の『リングにこけろ!』なんて手抜きマンガが受賞するような状況にあって、『ジャンプ』の読者って馬鹿ばかりかと憤慨していたものだった(後に愛読者賞は廃止されるが、これは価値のないマンガが連載作の人気のみで受賞してきた結果だろうと思う)。
 今、冷静になって考えてみれば、それはマンガドランカーとなってしまった私のいしかわじゅん的偏愛のなせる感想にすぎないということにも気がつく。例え完成度が低くとも、破天荒なエネルギーを発散していたそれらのマンガが読者層を広げた功績は否定できないからだ。
 それでもやはり私はまだ首肯し難い。
 例えば私は「つまんねえな」と思いつつも、そこにマンガとしての面白味が少しでもあれば『キン肉マン』だろうが『キャプテン翼』だろうがともかく読みはする。しかし、これらのマンガを本気で面白いと思ってる連中は他のマンガを一切読まないのだ。
 そして大人になれば「いつまでもマンガでもねえしな」と「卒業」していく。
 ……それはホントにマンガファンか?
 そのマンガを本気で好きだったと言えるのか?
 そんな一過性のファンにしか読まれないマンガを送り出していくことが、本当にマンガの将来を考えることになるのか?
 『リンかけ』あたりから始まった「やおい」読者の少女たちに対して私がやや批判的になってしまうのも、その辺に理由がある。
 『聖闘士聖矢』の氷河や瞬、『幽遊白書』の飛影や蔵馬、『るろうに剣心』の剣心や左之助にラブシーンを演じさせている少女たちは、見事なくらいに他のマンガを読む力がない。自分たちの読んでいるマンガの魅力を他人に語る術すら持ってはいない。「やおい」がいけないと言っているのではなく、もともとマンガファンでもない者がマンガファンのフリをしている状況が、マンガの未来を狭めていると言いたいのだ。
 『コミック・バンチ』が人気、というのもどうにも宣伝臭さを感じる。本当に売れているなら、なぜ創刊1ヶ月を経てテレビCMを作る必要があったか。その時期のズレが気になるのである。

 疲れが溜まっていて朝起きられず、テレビ番組も殆ど見逃す。
 朝方、父から電話がかかった時(冷蔵庫の調子を心配しての電話であった)だけ目覚めたが、練習と仕事が連続しているしげとは一日会えず。
 おかげで日記のネタがない(^_^;)。
 日記と同人誌の原稿書きで1日を過ごす。体重は83.4キロ、昨日よりちょっと下がったが、82キロ台に戻すにはまだまだだ。

 夕方、外出して生ビデオテープを買いこむ。買い損なっていたマンガを、博多駅のメトロ書店で探し、何冊か見つける。
 帰りにザ・めし屋に寄ってチキン南蛮と筑前煮にワンタンスープ。今日の食事はこれだけ。これで明日も太ってたら泣くよ。
 今日はようやく晴れたので、散歩に出ようとした瞬間、また土砂降り。
 とことん雨に祟られるなあ。

 絵本、たかはしみき『こげぱん パンにも出会いがあるらしい…。』。

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06月24日(日)
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