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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■まるでNENNEのように/『帰ってきたハイスクール!奇面組』(新沢基栄)ほか
 さてさて、実に順調に日記の更新が遅れている。
 このままいくと、一週間分溜まってしまうのではないかというテイタラクであるが、時間が取れない時や、体調がすぐれぬ時と言うのはあるのだから仕方がない。
 昨日も今日も、立ってるだけでこんなにツライのは何故なのかと考えてみたら、要するに下血が続いているので貧血を起こしているのだと気づいた。
 ならば血肉となる栄養をつければよかろう、ということになりそうだが、せっかく体重のほうが85.0キロ、と少しずつではあるが順調に落ちてきているのだ。食べた途端にリバウンドで一気に 体重増加、なんてことにはなりたくない。
 今日も朝から雨が降っているが、運動は欠かしたくない。

 でもさすがに職場まで山を歩いて越えてくほどの元気はないので、行き帰りはタクシー。まあ、無理というほどの無理はしていないのである。
 何度となくタクシーを利用しているので、偶然同じ運ちゃんのタクシーに乗ることもある。
 今日も仕事帰りに乗った運ちゃん、以前、「体育館の上に停まって女子更衣室を覗いていたUFOを見た」という話を聞かせてくれた運ちゃんである。別にビリーバーってわけでもなさそうだけど(でもUFOってどうしてセコイことしかしないのか)。
 「糖尿で最近運動してる」という話をすると、「私も以前に……」と糖尿話。不思議なもので、私の乗るタクシーの運ちゃんと話をしてると、たいていが糖尿。糖尿は糖尿を呼ぶのか?
 夕べロイヤルホストまで歩いた話をすると驚かれる。確かに歩くと1時間以上はかかる距離だからなあ。

 マンガ、新沢基栄『帰ってきたハイスクール!奇面組』読む。
 去年の12月に出てたんだな、この本。
 雑誌形式だけれど、単行本にするには6篇と短いので記事も含めてこういう形式をとったのだろう。
 しかし驚くほどに変化がない。線に衰えがないのである。もっとも、ギャグのレベルも変化がないので笑うこともできないんだけれど。
 もともとそういうマンガだから、貶すのも心苦しいのだが、学校では不良で通してる天野邪子が家の中ではお嬢様で、それが親にバレないように四苦八苦する、なんてシチュエーション、今時やるかい。
 いや、当時から古臭いところが味ではあったんだよな、奇面組。
 明らかに田渕由美子あたりに影響を受けた、けれどいかにも模写っぽくてうまくない絵がかえってなんだかほのぼのしてて、少年ジャンプの中では新鮮に見えた。
 「変な顔だって個性さ」というストレート過ぎる主張(ギャグマンガに思想や主張は御法度だ)も、作者の若い情熱ゆえと許容して、マンガ自体はつまんなくても嫌いにはなれなかったのだ。
 そういう性質のマンガだったから、アニメになった時は無残だった。
 原作のつまんなさが増幅されてしまったからである。しかも制作は当時最低レベルにあった東映動画。『奇面組』『ついでにとんちんかん』『ウイングマン』と駄作が続けば「東映動画に原作出すな」と本気で言いたくなったものな。
 で、『幽遊白書』しかり、『ONE PIECE』しかり、今に至るも東映制作のジャンプアニメに傑作は生まれていない。
 しかし、『デジモン』のようなハイクオリティアニメも制作しているところを見ると、スタッフにチカラはあるのである。結局、東映スタッフは原作マンガ(特にジャンプ系)をバカにして作ってるのだよな。これ、三十年以前からの東映の悪しき伝統である。
 『奇面組』のアニメ、新沢さん自身、相当テコ入れしたらしい。
 初期はつまんなかったのが、後半、結構メリハリが利くようになっていた。
 映画になった『決闘!三重の塔・珍拳勝負!!』(原作は五重の塔)はモロ『死亡遊戯』のパロティだったが、ボスを怒裸権榎道から若気市猿に変え、しかも声優にジャッキー・チェンのフィックス、石丸博也をアテるという粋なことをしてくれた。
 もう忘れられてるアニメかもしれないが、あの映画版はスタッフも結構気を入れて作っていたと記憶している。
 ああ、もう20年が経つのか。
 「うしろゆびさされ組」も懐かしいなあ。あの曲、私としげのカラオケの定番の一つなんだがフリはもう忘れた。

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05月30日(水)
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