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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ゴジラ対バラゴン。……地味だ(-_-;)/『Heaven』2巻(佐々木倫子)ほか
寒の戻りかなんだか知らんが、また雪である。
昼の雪は殆ど積もりゃしないから通勤の足に響くこたあないが、三月も半ばだってえのにどう言うこっちゃ。
「季節外れの雪」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが横溝正史の『本陣殺人事件』だったりするのは、昭和50年代のミステリブームの洗礼を受けたもののサガであろうか。『本陣』は金田一耕助のデビュー作ってことだけじゃなくて、密室トリックの傑作としてもすばらしいんだけど、現代の作家が今更「雪の密室」なんて設定を出してきちゃあ、いささか興醒めであろう。
雪景色の中の死体ってのは確かに絵になるが、そこで提示される「謎」がたいてい「犯人の足跡がありませんでした」ってパターンに陥っちゃうのが陳腐なのである。
その点、都筑道夫さんの『最長不倒距離』は「木の両側を通り抜けたスキーのあと」というちょっと工夫のある謎を紹介してたな。
諫早湾の水門開放問題、今度は「水害の危険がある」とかで、長崎県や地元民が国に開放の反対を陳情し始めたそうな。
国としてもアチラを立てればコチラが立たずで頭の痛いところだろうが、ノリの不作は全国的レベルの大問題だから、結局は水門開放の方向で押し切られるんじゃないかな。
事業を進めてるのは確かに国だろうが、当事者間の話し合いがまるでされてないってのは、喧嘩して物わかれにしかならないってこと、知ってるからだろう。だからオカミに頼って、相手の方を何とかしてもらおうとする。
つまりはノリ業者も長崎県も、どっちも相手の立場なんか考えるつもりもなく、テメエの要求を通したいだけで、しかも自分の手は汚したくないって連中ばかりだってことだ。どいつもこいつも自分のエゴ剥き出しにしてるだけ。
となりゃあ、誰もが納得するような調停はハナから無理ってもの。どっちかが犠牲になるしかないのだ。その覚悟もなく言いたいことだけ言ってんのはみっともないとしか言いようがない。
だったら私もエゴ丸出しで、ノリが食えないほうがいやだから、長崎県の方に犠牲になって欲しいって言ってもいいよな。
三宅島の人たちはもうそこに戻れる見込みすらなくなってきてんだ。水害だってもともと天災じゃないか。人災のノリ不足と一緒にしてガタガタ言ってんじゃねえや長崎県。
花沢徳衛さんが89歳で死去。
この人も代表作をどれと断定しにくいほどにバイプレーヤーとして活躍した人だった。新聞には『おはなはん』が紹介されてたが、私だって生まれちゃいないくらい昔じゃねえか。
松竹版『八つ墓村』の磯川警部が花沢さんだったなあ。あのシリーズが二作三作と続いていれば、花沢さんの磯川警部も定着していたろうに。
藤子不二雄Aが『黒イせえるすまん』の『チ漢さん』の話で、明らかに花沢徳衛をモデルにしたとおぼしき老人の痴漢を出していたが、あれも出演歴に入るかな。
ドラマ『カバチタレ!』の主題歌、『DO YOU REMEMBER ME』のヒットで、オリジナル曲である岡崎友紀版も注文が殺到してるそうである。
70年代ポップスのカバーバージョンにもかかわらず売れるってことは、メロディーラインそのものの嗜好は昔も今もあまり変わっちゃいないってことなんだろう。アレンジさえよければ、『銀座カンカン娘』だって再ヒットさせられるかもしれんぞ。それはないか。
でもジャズ系は比較的長持ちするよなあ。『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』って例もあったことだし(^o^)。
『ゴジラ』の新作、やはり金子修介監督に決まったようだ。
題して『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』。頭になぜ「東宝チャンピオン祭り」とつかんかな。
実際にはもう何ヶ月も前から水面下で動いてはいたので、脚本なんかはもう上がっているのだろう。モスラ・バラゴン・キングギドラ連合VSゴジラって構図だけで興味は半減だが、『キネ旬』の記事だとどうやら東宝もそろそろゴジラに見切りをつけかけているそうで、それで華々しく旧人気怪獣を出して打ち止めにしようと考えたものらしい。『怪獣総進撃』のパターンだな。でもギドラが「ヤマト聖獣」で正義の味方ってのはその時点で間違ってる気はするが。
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03月08日(木)
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