ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491769hit]
■優しい妻ごっこ/『てきぱきワーキン▽ラブ』6巻(竹本泉)ほか
ああ、今朝も寝起きは体調がよくない。
風邪はぶり返しぶり返し、もう3週間も引きっぱなしで、一度咳が出だすと、まるで止まらない。クスリの効果も一時的で、朝目が覚めるのは鼻詰まりで呼吸困難に陥るせいである。
朝風呂に入って、血行をよくする。
でもうっかりするとそのまま落ちる。今日も落ちた。
はっと気づいて仕事に遅刻しそうになってることに気づいて、慌ててヒゲを剃る。
途端に安全剃刀の刃の部分がポキリと折れる。
……なんだなんだ、剃刀がふやけてたのか?
仕方なく刃を取り換えて、もう一度剃り始めると、またポキリ。
これ以上グズグズしてはいられないので、仕方なくそのまま出勤。
モミアゲのあたりだけ剃り残しがあるが、まあそうみっともないほどでもあるまいと勝手に自分で思いこむ。この辺のアバウトさというか、見てくれを気にしないところが旧世代なのだなあ。
弊衣破帽を美徳とする精神は現代ではただの不潔だもんな。私に言わせりゃ今の潔癖志向のほうがよっぽど病的なんだが。
『キネマ旬報』3月下旬号、今号の特集は『サトラレ』。
女房があまり見たがってなかったので、行こうかどうしようか迷っているのだが、特集記事にもかかわらず必ずしも評判はよくない。しかも出演者から(^_^;)。提灯記事でないのはいいことだが、監督の本広克行自体が映画業界の人たちからあまり好かれてないんじゃないかという気がする。
『踊る大捜査線』にしろ『スペーストラベラーズ』にしろ、興行成績のわりにつまんなかったんだけど、どうもこの監督、自分の作品のどこが駄目か全く気づいてないし、そのことを指摘してくれる人についてもナメてかかってるような感じがあって、印象がよくない。以前富野由悠季からカメラワークの雑さを指摘された時も「気づかれましたか」なんてアホなこと言ってたしなあ。
でも「他人に自分の考えてることが全部伝わってしまう」という設定にはすごく惹かれてるのだ。ううむ、悩むなあ。
第73回アカデミー賞のノミニー、見事に一本も見ていない。これから日本公開の分もあるにせよ、『エリン・ブロコビッチ』や『グラディエーター』は見たかったのになあ。どちらも女房は食指を動かしてくれなんだ。
どうしてわが女房ドノはこうも「ヒット作」「名作」を避けたがるかなあ。映画は好き好きとは言え、ちょっと偏りすぎるのもなんなんだか。
新作情報、『ワンダーウーマン』『アウターリミッツ』映画版より何より、最高に期待しちゃうのは鈴木清順の新作、『殺しの烙印・ピストルオペラ』だ。
前作をベースにしてはいるものの、伊藤和典オリジナルの脚本、しかも特撮監督は樋口真嗣と、『ガメラ』コンビが復活!
実は原『殺しの烙印』もチラッとしか見たことないので、新作の前になんとか見ておきたいのだ。この機会にDVD化してくれないかなあ。
帰宅が仕事の都合でちょっと遅くなる。てっきり女房、仕事に出かけているものと思ったが、今日は休みだったようで、グーグー寝ている。
レトルトカレーを暖めようと台所を覗くと、珍しく女房がシチューを作っていた。昨日のお礼のつもりかなあ、と思って食べようとしたが、具が非常に少ない。具を先に食べ尽くして、残りがスープばかりになるのもなんだかなあとイジマシく考えて、カレーにスープのみを混ぜて食う。
意外や意外、これが絶妙にうまい。100円カレーがこんなにコクのある、まろやかな味になるとは!(ぜひお試しあれ)
でも、あとで起きてきた女房は、私が混ぜものをしたことで、スープがまずかったのか、と勘違いする。いや、ちょっと贅沢してみただけだって。
ふとソファを見ると、ジム・キャリー主演の『ふたりの男とひとりの女』のパンフレットが。女房、今日は水曜日でレディースデイだったので見てきたものらしい。
「ひとりで見に行って悪かった?」と聞かれるが、こういう時の返事が一番困るのである。
[5]続きを読む
03月07日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る