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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■夫婦ファイト!/『コリア驚いた! 韓国から見たニッポン』(李元馥)/『ロングテイル オブ バロン』(柊あおい)ほか
「少女」とは日本においてはネオテニーの象徴である。幼形のまま成長することを拒絶された存在である。しかし、彼女たち自身はそのように扱われることを望んでいるか? 自ら歩む道を閉ざして、それで満足しているか?
そんなことはない。少女はまた天使の寓意でもあるが、天使もまた性を持ち生を育む存在であるのだ。
彼女たちを導くバロンが「猫」であることはいかにも象徴的だ。
月島雫が天沢聖司と出会う前にバロンに出会っていたように、少女たちはあるものに出会って後、自らの殻を破り、現実の生を生きるのだ。
「猫」とは何か? 何の象徴なのか?
「待ちつづけるもの」「異界のもの」。
それが何かを答えられるのも、少女だけに与えられた特権なのである。
うーん、『耳すま』の原作読んだ時にはちょっと少女マンガとしてもありきたりかなあ、と思っていたけれども(失礼)、この方の才能、見直さなきゃいけないかも(^_^;)。
07月23日(火)
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