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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■イベント近し、ネタは無し/『これで古典がよくわかる』(橋本治)/『だめんず・うぉ〜か〜』2巻(倉田真由美)ほか
「自意識過剰な女」
「恥知らずな女」
「夢見てる女」
「男を品定めする女」
「男に理想を求める女」
「男に優しくされたがってる女」
「男の暴力に耐える女」
「他の女の悪口を言う女」
「自分が美人だと思ってる女」
「自分がブスだと思ってる女」
「コンプレックスのある女」
「コンプレックスのない女」
みんな、男から見たら「バカ女」です。……これじゃ女が全部はいっちゃうじゃんって思うかもしれないけれど、実はたった一つだけ、この「バカ女」の範疇に入らないパターンがあるのね。
それは何かと言うと、「女神」なんです。
あの、藤島康介の『ああっ女神さまっ』のイメージで充分です。
つまりは、もう、男の全てを包み込んでくれながらあくまで気高く、完璧過ぎて、近寄りがたい女。
そんなやつぁいねえ、と言われそうだけれども、実はごくごく稀にいます。実に自然体に女神様を演じてる女性が(^o^)。……そう、結局は演技なんですけどね、男を手玉に取ってるって自覚をおくびにも出さない完璧な演技者、ここまでくれば芸術じゃないかってくらい、悪意の全く感じられないピュアな微笑み一つで男どものハートを射抜いてしまうレディーってのはいるのですよ。
イイ男を掴むってのは、「だめんず」を振り落とすってことなんで、「ああ、あんなスバラシイ素敵な人が、オレなんかを相手にしてくれるわけがない」と男に思わせるくらい、自分のレベルを高めないと、本当のイイ男はつかまらないのよ。
で、イイ男なんてそうそういないから、女神さまは大抵独身のままです(^^)。
だからまあ、女神様になれるはずもない、たいていの女性はダメ男に引っかかる仕組みになってる。だって、男が女に言い寄るってこと自体、「この女を自由にできる」って思ってるってことだし、それはその男の「だめんず」機能が働いてるってことなんだから。
多少の「ダメ」を許すくらいの気概がなきゃ、ドツボのようなだめんずに引っかかるばかりなんで、くらたまさん、見事にこのパターンにハマっちゃってるんだよねえ。
でも、いくらくらたまさんが「軽く扱ってよさそうな女」であっても、ホントに「軽く扱っていい」わけじゃない。やっぱり男の方に最終的には非があるとは思うけれど、バツイチで子持ちじゃ、「遊んで適当なところで捨てよう」って男が近寄ってくることは少なくなるだろうし、ムチャクチャひどいだめんずに引っかかることはなくなるんじゃないかな。
いやまあ、私がくらたまさんの行く末を心配しても仕方ないかもしれないけれど。
それにしても巻末のデビュー前マンガ、これは相当イタかろうなあ。
10代の女の子がどれだけ現実を見てないかってことの証明みたいなもんだからなあ。なんかもう、モロにどこかで見たような絵だし。
こりゃ、「だめんず」の餌食になってくれと自分からアミん中に飛び込んでるようなもんだよなあ。
12月26日(水)
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