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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■あれもこれも/『ウルトラマンマックス』第15話「第三番惑星の奇跡」/『BLOOD+』第一話「ファーストキス」
更に、同社の解説する「オタクの再定義」も、当たっているようで微妙にズレがあるように思えてならない。
(1)こだわりの対象に対して、所得や余暇時間のほとんどを費やす「消費性オタク」
(2)「自分の趣味を周りに広めたい」「創造活動をしたい」と考える「心理性オタク」
この2種類の特性を兼ね持つ人をオタクと定義する、というのだが、ガンダムが好きだと言ってるくせに、ファーストシリーズは見たことなくて、レンタルして見るのも面倒くさいなんて言ってたやつを私は何人も知っている。いや、総体的に、好きなものに対してすら金を出し渋るオタクは腐るほどいるのだ。同人活動やってるくせに、「自分の趣味を人に知られたくない」「オリジナルは描けない、パロだけ」なんてオタクはオタクの一典型だと思うが、これも野村総研の定義からは外れてしまう。
アンケート調査の結果を分析して得られたオタク層に共通する行動特性というのも部分的な指摘でしかないと思う。
(1)他人に良さを理解してほしいと思う「共感欲求」
(2)何でもそろえたいと感じる「収集欲求」
(3)自分の意見を広めたいという「顕示欲求」
(4)自分なりの考えを持ちたいという「自律欲求」
(5)オリジナル作品を作ったり、改造したりする「創作欲求」
(6)気の合った仲間にだけ分かってもらえばいいと考える「帰属欲求」
孤独なヒキコモリオタクはこのどれにも当てはまらなかったりするな(笑)。
ちなみに、私の場合も(1)〜(6)のいずれも希薄だ。こんな日記を書いているから、よく誤解されるのだが、私は自分の意見を他人に強制したいがために日記を書いているわけではない。私は自分の「仮説」を元に、内的シミュレーションを試みているに過ぎないのである。
(1)については論外である。視点を変えれば作品のよさなんてものはどうにでも変わる。世評に対して異議を唱えることを私はよくやるが、理解してほしいと思ってやってるのではない。
(2)はほとんど「作品」のみに限られ。グッズ類は殆ど買わない。マグカップやTシャツを買うのは、それが「使える」からである。
(3)なんて面倒くさくてやりたくない。それをやりたいなら、私はもっとあっちこっちのサイトや掲示板に顔を出して益体もないことを喋っていたろう。
(4)は人なら誰でも持ってる程度のものである。それに、闇雲に他人と差別化を図ろうと思っているわけではない。「常識」はこういうもんだろう、と私としてはフツーの意見をいってるつもりなのである。
(5)は戯曲や小説を書いたり、たまにマンガも描いたりするので確かにあるのだが、さてこれは「欲求」なのかどうか。想像力と創造力は生きる力に等しい。これがない人間はそもそも人間として生きていくこと自体が苦しいと思うが。これをオタクの定義とするなら、私は幼稚園児のころからオタクだったことになる。
(6)も何だか寂しい定義である。誰かに分かってもらいたいと思った時点で、自分の意見は価値がなくなると思っているので、これも私には当てはまらない。
ここまで来ると、これはオタク分析というよりはあてずっぽうの占いみたいなもんだと言うしかなくなる。欲求の度合いによって、結果的にオタクは次の5パターンに分類できると言うのだが、さてそこの自分が「オタク」だと思っているみなさん、あなたはどのタイプだと思いますかね。私はどれにも当てはまりませんから、オタクではないのでしょう(笑)。まあ、人からどう見られてるかは分からないけどね。
(1)「家庭持ち仮面オタク」
組立PCやAV機器などを中心に幅広く分布し、小遣いをやりくりしながら家庭内でこっそりと趣味に没頭。オタク趣味をカミングアウトしない傾向にある。旅行分野にも多く、趣味を兼ねて子どもをあちことに連れ回すお父さんが典型例。
(2)「我が道を行くレガシーオタク」
独自の価値観を持ち、情報収集と批評を展開。20〜30代の男性に多く、PCやAV機器、ITガジェット、クルマ、カメラなどメカ系と、芸能人分野を中心に分布している。
(3)「情報高感度マルチオタク」
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10月08日(土)
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