ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491661hit]
■これだから腐女子はなあ/DVD『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』ほか
コメンタリーは主役の佐々木勝彦。解説で「親子二代に渡ってゴジラ映画に出演された」と言われてたけれども、おじいちゃんの佐々木孝丸から数えて、千秋実(娘婿だけど)、勝彦さんと来るから三代だよ。自分の出演シーンに関しては「ヘタだヘタだ」を連発して、共演の林ゆたかを誉めてばかりいるが、優しい人柄が滲み出てくるコメントで、映画の内容もほのぼのして見える。映画については「メガロのダム破壊のシーンにしかお金をかけていない」当時の映画界斜陽の状況が説明されていて寂しいものがあった。佐々木さんと岸田森との交友の話も必聴。
『ゴジラ対メカゴジラ』。
コメンタリーは特技監督の中野昭慶。佐藤勝の音楽は伊福部マーチに比べると評価が落ちるし、佐藤勝自身も自分はゴジラ映画には向いてないと口にすることがあったが、このメカゴジラのテーマはもう痺れるほどにかっこいい。中野さんがコメントしてた通り「アクション映画」としての音楽なのだね。ゴジラ生誕20周年記念映画ということで、お金がちょっと余計に使えて、沖縄ロケもできたわけだが、中野さんのコメントによるとまだアメリカから返還されて数年、米軍基地の数も多くて、ロケハンは外国に行くような雰囲気だったそうだ。今はもちっと変わってるかな。
『メカゴジラの逆襲』。
コメンタリーは撮影監督の富岡素敬。こうして見ると、毎回コメンタリーの人選も随分バラエティーに飛んでることが分かるね。
説明されるまでもなく、本多猪四郎監督久々のゴジラ映画復帰作であり、同時に遺作でもあり、平田昭彦さん最後のゴジラ映画出演作でもあり、本作でいったんゴジラシリーズが終焉を迎えたという、ファンにとっては涙なくしては見られない作品でもある。私は当時、小学校六年生、親の「いい加減で怪獣映画から卒業しなさい」のひと声でこの最終作を劇場に見に行けなかったウラミは未だに深い。こんなことで親子の絆など簡単に切れるのだから、もともと絆とか血に拘っちゃいけないとつくづく思う。
ほかにも『VSビオランテ』『VSキングギドラ』『VSモスラ』まで見たのだが、もう細かいコメントは避ける。出来の悪いシーンが目立ちすぎて総じて不評の方が多いシリーズだが、見所も決して少なくはない。再評価が必要なのではないかな。
コメンタリーで大森一樹が田中友幸プロデューサーについて「大人向けにしろと言ったり子供にも分かるようにと言ったり」とその朝令暮改ぶりに文句を言ってたのが印象的だった。悪名高い『ビオランテ』の沢口靖子昇天シーンは田中プロデューサーのゴリ押しだそうだから、あまり大森監督を責めないでやってくださいね。
週末なので映画に行こうかとしげを誘うが、特に行きたいものがないというので諦める。実は『星になった少年』がかなり気になっているのだが、こういう動物モノでしかも感動モノって、しげは全然興味を惹かれないのだね。いや、私も実話が元になっているとは言え、感動の押し付けをされるのは苦手なんで、話自体には興味はないのだが、ともかく象がいっぱい出るのがいいのである。間違っても主役の男の子に惹かれてではないことを誓っておく(笑)。
なんたって私は幼稚園のころ、動物園の象の絵を描いて市民賞かなんかを受賞したくらいに根っからの象好きなのだ。亀の次に愛していると言ってもいい。どうしてそんなに象が好きなのかと言われれば理由は簡単で、「でかいから」である。昔、しげがふざけて「象さんパンツ」を買ってきたときも、口では「ヘンなもの買って来るな」とは言ったが、内心喜んでいた。そんな私が『星になった少年』を見ないではいられない気分になっていることをぜひともご理解いただきたいのだが、いかんせん、泣く子と女房には勝てないのである。
ああ、もうすぐ公開が終わってしまうと言うのに、私はランディに出会えるのだろうか。
夜、沖縄から帰ってきた東京のグータロウ君に電話。無事帰宅できたようで重畳である。
今日、『妖怪大戦争』を見てきたというので、感想を聞いてみたのだが、家族揃って好評のようでよかったよかった。
[5]続きを読む
08月12日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る