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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ネットではみんな「役者」だ/DVD『恋人よ帰れ!わが胸に』/映画『ゲロッパ!』
 JBが誰か分らない子分に、金山が『セックス・マシーン』を踊ってみせるのだが、さすがはサリー、実に腰が決まっているのである。もちろんそんなことしたってJBが何者か子分たちに分るはずもないのだが(^o^)。

 これからあとの展開はかなりネタバレに引っかかるので省略。
 一つ二つ、付け加えておくと、西田敏行が舞台で『セックスマシーン』を歌うことになるまでの展開が自然で「よく出来てるよなあ」と思わせる。
 ラサール石井扮する政務秘書官が暗躍する設定は、オチをつけるためには必要だったということはわかるのだが、やや不自然だった。でもこれとても、ムリヤリハッピーエンドにしたおかげで『父帰る』モノに特有の「お涙頂戴」の辛気臭さが消えて、バカバカしさの方が優先される結果になったのだから、必ずしも欠点とは言いがたいのである。やっぱ最後がキャスト全員登場のミュージカルで終わるってのがいいやな。
 長塚圭史、ウィリー・レイナー、塩見三省、根岸季衣、篠井英介、寺島しのぶ、小宮孝泰、徳井優、トータス松本、岡村隆史、益岡徹、藤山直美といった脇の役者も、みんないい味を出している。
 かおりの娘、歩(太田琴音)のこまっしゃくれたかわいらしさは近年の子役の中でも特筆すべき名演ではなかろうか。アンタ、初出演でこれだけ堂々と西田敏行と渡り合えるって、こりゃスゴイことですよ。
 パンフレットが懐かしのLP仕様なのもGOOD。

 外に出ると、雲間に稲光が走るのが見えた。よしひと嬢、「あんなはっきりした稲妻見たの久しぶり」と喜んでいる。実際、まさに龍が走ったように見えたのである。昔の人が龍神を雷から創造したのもムベなるかな。
 でも、いくら待っても音もせず、雨が降る気配がないのは、よほど遠方なのだったのだろう。


 帰宅して、よしひと嬢にDVD『パパ・センプリチータ』を見せるが、よほど疲れていたのか、途中で就寝。なんか毎回DVD見せてばかりだが、若い人が砂が水を吸うように面白いものを吸収していく様子を見るのは嬉しいものなんである。出来るだけ面白いと思ってもらえるものを選んでるつもりなので、多少は「ムリヤリ見せてる」感があったとしても、ご勘弁いただきたいのである。

08月30日(土)
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