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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■マンガを舐めるな/CD『アヴェ・マリア』(本田美奈子)/『キノの旅Z』(時雨沢恵一)
 青柳裕介短編コレクション「嫁盗み寝話」
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 手っちゃん 1〜2
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 村野守美ベストセレクション〜氷炎の孤島
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 海商王 1〜2
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 夏の少女〜愛人・やさしい関係〜その他短編集
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 マジカルちゅ〜ん
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 賭博戦隊ダイサンゲン 
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 放課後の妖精
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悪遊戯 (アンソロジー)


 例の福岡の4人家族殺人事件(もう詳細を書くのめんどくさいから、よく分らない人はそういうことがあったと思ってください)、ネットでいくつかのサイトを回ってみると、福岡の知り合いが何人か、「福岡のイメージが悪くなるなあ」と心配している。
 でも博多のイメージが悪くなったわけじゃないしな(^o^)。福岡に住んでる者以外には福岡も博多もいっしょくたなんだろうが、先祖代々ど博多な人間にとってみれば、あんな、博多の外れの鬼門で起こった事件なんか、どうでもいいのである(すげえ地域差別発言してますが、そういう感覚が未だに博多にゃ残ってることの事実の提示のためなんで、御容赦願います。一応、ヒデエよなあ、って自覚はあるんですよ)。
 「じゃあ、博多で事件が起こったら、オマエ、どうするんだよ!」と言われそうだが、博多人でみっともない犯罪犯すやつが出たら、そいつは自動的に博多人からオミットされますんで(^ー^)。
 いや、だから「博多んもん」とか「博多っ子」って自覚持ってたら、そうそう悪いことはできないんですよ。私がパチンコ、麻雀、カケゴトに明け暮れ、中洲にしょっちゅう通ってたのも小学生のころまでです。やっぱ、中学に入ったら、もうバカはやめなきゃ。


 時雨沢恵一『キノの旅Z the Beautiful World』(メディアワークス/電撃文庫・557円)。
 SFを現代のおとぎばなし、寓話と捉えて千篇のショート・ショートを残した星新一だが、その語り口、普遍性、目指すところは、しっかりと時雨沢さんに受け継がれてるように思う。ライトノベルだからってバカにしないで、ちゃんと評価しようよ、頭の固いSFファンのみなさん。
 プロローグ&エピローグ、キノの“少女”時代が描かれる『何かをするために』。
 キノがどうして今のキノになったのかってことを示す重要なエピソードだけど、もう一つ、この話のおかげで、やっぱりキノの「師匠」と、旅する仕事人の「師匠」とが同一人物だとわかった。同行してた若い相棒はどうなったのかな?
 第一話『迷惑な国』。
 エネルギー過多な「炉」を持つがゆえに、常に「移動」し、通った土地を破壊しながら進み続けなければならない国と、平原に陣取って、通る人々から法外な通行料を暴利を貪る国。二つの国がぶつかって始まった戦争にキノは巻き込まれてしまう。
 別に両国をアノ国やソノ国に比定する必要はない。「国ってのは基本的に迷惑なもんだ」という視点があれば、どの国のどの時代でもこの方程式は成り立つ。そこが本作の普遍性を表しているね。
 第二話『ある愛の国』。
 若い頃の師匠と、相棒(だれやろね。こいつ)の旅の途中のお話。
 キノでこんな話が読めるとはねえ(^_^;)。でも星新一にも『解放の時代』なんてトンデモナイのがあるから、この程度はなんちゃないか。いや、申し訳ありませんが、オチはちょっと言えないんですよ。
 第三話『川原にて』。

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06月27日(金)
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