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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■さよなら/『ナジカ電撃作戦』3巻(完結/田代琢也)/「『ぼくら』連載漫画版 妖怪人間ベム』(田中憲)
と思ってたら、30分くらいしてしげが帰って来ました。
「何しに戻ってきたんだよ! 出ていったんじゃなかったのか!」
「いや、だから出てったから帰ってきたよ」
……オレはおまえととんち合戦してるんじゃねえっっっっ!
彦一かおまえは。
マンガ、スタジオファンタジア原作・田代琢也作画『ナジカ電撃作戦』3巻(完結/メディアファクトリー/MFコミックス・540円)。
アニメはずいぶん前に終わっちゃったけど、マンガはずいぶん引っ張ったねえ。アニメ制作再開をねらってたんだろうか。
最終話は設定自体はアニメと同じ。ただ、アニメのほうはリラがヒューマリットの少年と旅立ってしまうが、マンガ版はあくまでナジカの相棒として終わる。どちらがいいとは言えないが、画面の緊張感はやっぱりアニメの方が圧倒的にあった。マンガ版の作者さんにもう少し絵心があったら、ナジカのパート2もありえたかもなあ、とか想像してみたりして。
マンガ、田中憲「『ぼくら』連載漫画版 妖怪人間ベム』(講談社・1575円)。
何で今ごろこういうのが復刻されるか、理由はよく分らないけれど、懐かしいからいいや。とは言え、私はこのマンガの存在をすっかり忘れていた。時期的に昭和43、4年ごろと言えば、『ぼくら』は確実に買っていたから、読んでないはずはないんだが。
作者の田中憲は、今は「田丸ようすけ」と名前を変えているらしいが、それも私は全く知らなかった。
しかし、絵が上手い。もちろん昔の絵柄であるから(少年マンガ時代の白土三平の影響を受けていることは見てすぐに判る)、古臭くはあるが、線が生きているのである。アニメのキャラデザはお世辞にも美しいとは言い難かったし、第一よく動いてなかった(^_^;)。が、マンガ版のベロなんか、目も口もよく動いているのである。こういうマンガ家さんが売れなかったってのは、なんとも勿体ないハナシだ。
アニメでは語られなかった、ベム・ベラ・ベロの誕生秘話(アニメじゃ偶然生まれたようにオープニングで言ってたけど、実は彼らを作った人間がいたのである)や、パラパラマンガもあり、読み応えは充分。ただ、やっぱり値段が高過ぎ。売れないと思ってんだろうなあ(^_^;)。
06月20日(金)
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