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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■父の日に父から奢られる話/映画『ロスト・イン・ラ・マンチャ』/『20周年アニバーサリー 死霊のはらわた』
 父、あまり面白くもなさそうな淡々とした口調で、「いつもタラバガニばかり食べとうけん、今日はズワイで」なんて、庶民にあるまじきことを言う。カニなんて、わしゃ、もう何ヶ月も食ってないぞ。しかも食ったのだってバイキングの安いカニだ。仕事、繁盛してないって言ってるわりにはずいぶん贅沢してるんだなあ。
 しげ、カニをうまく食べられるか心配していたが、たいてい今のカニは食べやすく割ってあるのである。それに、関節のところでうまく折って引っ張れば、簡単にツルッと身が出る。ところが不器用なしげ、これがなかなかできないのである。何本も失敗して、ようやくうまく引っ張り出せた途端、喜んで見せびらかす。ああ、なんて子供。でも格好はチンピラ(-_-;)。
 ズワイ姿のほか、料理はかに刺身、ずわい陶板焼、かにのにんにく蒸し、かに天麩羅、グラタンパイ包み、かに雑炊。刺身はやはり身がぷりぷりしていて一番美味しい。父、「ずわいも案外よかやないか」とまたエラソウなことを言う。
 さすがにこれだけ多いと、姉の御両親は全部は食べきれない。最後に出て来た雑炊が五杯分くらい余ったので、必然的に始末は私としげがすることになる。こうなることは予測していたので、今日は朝も昼も食ってこなかったが、いくらカロリーが低いからといって、一日の食事がほとんどカニのみってのもねえ。

 食事を終えて、父たちと別れたあと、散歩がてら「ブックセンターほんだ」へ。もっとも今は一文無しなので、ただの冷やかし。
 帰宅してまた日記書き。チャットはヨナさんと。
 ペプシを飲んだコカコーラの社員が解雇されたとか、渡部高志監督のパンチラアニメの新作(なぜか『三国志』ネタ)とか、実写板『サンダーバード』とか、ブリトニー・スピアーズの乳揺れ人形とか、三面記事ネタでいろいろ笑う。国際情勢より、こういう卑俗で下らないバカなネタで笑ってたほうが、ずっと平和だと思うんである。


 マンガ、岩明均『寄生獣 完全板』7巻(講談社/アフタヌーンKCデラックス・900円)。
 途中の巻の感想書かずに飛ばしちゃってるような気もするが、まあいいや。あと1巻くらいで完結かな?
 人間対寄生獣の本格的な、最初の戦い。そこで広川市長の口から初めて語られる「人間こそ寄生獣」の言葉。岩明均がストーリーテラーだと言うのは、この作品が発表された9年前ですら陳腐に聞こえかねないこの手のセリフを、ドラマの最も効果的な部分で思いもかけない人物に語らせることによって、説得力を持たせている点である。これ、主役の泉新一が言っちゃ、ただのセンチメンタリズムになっちゃうんだよねえ。
 しかし広川は自分が「寄生生物」だと思いこんでいたのかなあ。こいつの過去とかもどんなだったかちょっと知りたい感じだったんだが。

06月15日(日)
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