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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■東京遁走曲/『明日のナージャ』第5話
ところが、その作品の本質を的確に捉え、単なるストーリーの紹介に堕せず、しかも購読欲をそそるようにその魅力を語るというのは、並大抵の技量でできることではない。「これ以上は語れない、あとは作品を実際に読んでくれ」とシメることが多いのは、正直な話、逃げているのである。
だって、その作品のすばらしさを一番伝えられるのは、その作品そのものなんだから。
それでもあぐにさん、私の拙い文章を参考に、レイ・ブラッドベリの『火星年代記』を読まれたとのこと。「ああいう終わり方をするとは思ってなかったんで……」と微笑まれる。実際、掲示板で私が紹介した作品は、私のヘボな文では語り尽くせぬほどにすばらしい傑作揃いなのである。
あれは一応、あぐにさん向けに紹介したものばかりだが、もし未読の方がおられたら、実際に手に取って読んでいただきたい。
『火星』を楽しんでいただけたようなので、私も気持ちがウキウキしてくる。でも、次にあぐにさんが食らわしてくれたパンチが思いっきりキツかった。
「『幼年期の終わり』も買いました♪」
……あああ、そんな禁句を( ̄□ ̄;)。
そうなのである。掲示板にも書いたが、私はまだアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』を未読なままなのである。解説本を読んで中身を知ってるだけなのに、いかにも読んだことがあるような顔をしてSFファンのフリをしている薄汚い野郎なのである。
そこから読まれてしまったら、私は泣くしかないのである(T∇T)。
こんな若さで、人の弱点を正確に突く術をあぐにさんは身につけているのである。なんという天稟。末恐ろしいとはこのことであろう。さて、どういう末に向かってるのか(~_~;)。
アニソンしばりをかけなかったおかげで、外国曲まで混じってくる。
しげが、“Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)”なんてのを歌い出したものだから、こうたろう君、「オヤジ世代直撃だねえ」とビックリする。なあに、しげはダン・エイクロイド主演の『コーンヘッズ』でこの曲が使われてるから、何度も聞いて覚えちゃってるだけなのだ。
だから、しげが聞いていたのは、オリジナルのフランキー・ヴァリ版ではなくて、a−haのモートン・ハルケット版の方。でも、そのことを抜きにしても、50年代、60年代のオールディーズ、名曲が多かったよなあ。ダンがらみであっても、こういう曲をしげが好きになってくれるのは嬉しいのである。
だって、泣けるじゃん。
芝居の時間が迫ってきたので、最後はヨナさんの『シビビーン・ラプソディー』でシメ。
カラオケの様子は記念にとビデオカメラで撮ったのだが、しげがこういうのをいやがるのであまり連続しては撮れず。私を撮るのは喜んでするくせに、不公平なのである。
カラオケハウスを出て、あぐにさんとはここでお別れ。ホントにカラオケをしに来ただけであった(~_~;)。また機会がありましたら、ゆっくりと落ちついた店などでお話しなどいたしましょう。
ヨナさんに案内して貰って、舞台『奇跡の人』の公演のあるBunkamuraまで移動。私の大学時代にはまだなかった劇場である。NHKの劇場公演ではやたらと「Bunkamuraシアターコクーン」と表示が出るので、一度来てみたかったのである。
でも、「村」っていうから、広大なトチにポツポツと劇場が建ってるのかなあ、と思ったら、ただのドデカイビルなのであった。いや、別に腹が立ったわけじゃないけどね。
開場時間まで、どこか喫茶店でひと休み、と思ったのだが、残念ながら休日の渋谷はどこも満杯なのであった。名残惜しいが、ヨナさんあやめさんともここでお別れ。
……しまった! あやめさんのコスプレ写真、見せてもらうの忘れてた!
次のときに頼みます(^_^;)。
またまた枚数オーバーしたので、『奇跡の人』観劇記はまた明日。
03月02日(日)
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