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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■海馬って記憶中枢のことだよ/DVD『ガリバーの宇宙旅行』/『わんわん忠臣蔵』/『あずまんが大王』三年生(完結)ほか
おーさかのなんかいつもふらついてるような不安定な動き、リアルだなあ、と感心しちゃうんである。靴を履こうとして倒れそうになってちよちゃんに支えられる描写の「重み」の描写や、神楽が校庭でストレッチしているときの筋肉の「緊張と弛緩」の描写のうまいことよ。
原作が4コマだと、アニメ化した場合に空間表現が単調になることも多いんだけど(昔の『タブチくん』とかね)、微妙にアングルを変えたカットの積み重ねがちゃんとドラマを紡ぎ出している。
原作にはなくて、付け加えられたシーン、例えばちよ父がアメリカでギャングのタマをはね返すシーンなんか、まさか『あずまんが大王』でこんな爽快なアクションシーンが見られるとは思わなかった、という楽しい出来である。なんたって、若本規夫さんの「いつもの」ハイテンション演技、ただひたすら「イイ!」としか言えない(^o^)。
「待て〜い!」
「フ〜ン!」
……これだけで笑わせてくれるというのは、若本さん以外にできる演技ではあるまい。
けど、原作で気に入ってるエピソードのアニメ化では、ここはもうちょっと演出に凝ってほしかった、ってとこも結構あるのだ。特にヤママヤー関係のところでは、最初の出会いのところも、榊さんが手をかざしてマヤーが出てくるまでの間が長過ぎるし、東京にやってきたマヤーが榊さんを守ろうと飛び出してくるあたり、BGMが過剰だ。あそこは音楽をダラダラ流すんじゃなくて、メリハリの効いたSE(効果音)だけでやってほしかった。作画自体はいいんだけどなあ。
プラスマイナスで、まあまあの佳作ってとこかなあ。
ちなみに、ちよちゃんは「イリオモテヤマネコ」と「ヤマピカリャー」と「ヤママヤー」は同じものだと言うが、地元の人の中には「ピカリャー」と「マヤー」は別物、と考えている人もいるらしい。つまり「ヤママヤー」は普通の山猫だけれど、「ヤマピカリャー(山で光るもの)」は、体長1メートル以上の大型動物で、未だに得体の知れぬ、未発見のUMA(Unidentified Mysterious Animal=未確認動物)だそうな。まあ、どっちゃでもよろしい。
あずまさんの新作、『よつばと!』も『電撃大王』で連載開始。ホームページ「A−ZONE」もリニューアルである。ギャグのわかんないアホがトラブルを起こして消えていたFAQも復活。数は少ないけれども、新しい質問も付け加わっている。
「メールの返事がきません」に対して、あずまさんの返事は、ともがよみを殴るカットで「軟弱者!」。
いいなあ。あずまさんの今後にはまだまだ期待しちゃうんだけど、これでまたトンデモさんが「読者を殴るような返事の仕方はよくないと思います」とか苦情のメールを寄せたりしないか、それがちょっと心配である。。あほとほもはどこにでもいるからねえ(ーー;)。
少し調子がよくなったので、今度は天神まで出かけて行って、予約していたDVDを取りにいく。用事がそれだけだと、しげも外出をしぶるので、本屋にも誘う。ちょうど探したい本があるということだったので、都合がいい。
LIMBとジュンク堂を回ったあと、久しぶりにインド料理専門店の『ナーナック』で夕食。お高いけれど、やはりそのへんのカレー屋とは味の深みが段違いである。以前はこの店のCM、映画館に行くと必ずといっていいほど流れてたんだが、最近はついぞ見ない。もっとも、一番よく流れてた東宝系の映画館に足を運ぶことが少なくなったせいかもしれないが。
あのCM、福岡限定だと思うんだが、怪しいインド人がでっかいバーベキュー持って「お待ちしてマ〜ス!」とにこやかに微笑みかけてくるんで、子供のころはマジでちょっと怖かった。街中で外人さんを見かけることも珍しくなくなった福岡の街だけれど、30年くらい前は、インド人が街にいるだけで異空間がそこに生まれたような錯覚を覚えていたのである。……って、そんな昔から「ナーナック」、続いてるんだよなあ。あのインド人、トシいくつだ。
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01月25日(土)
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