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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ぬかるみとミッフィと腐れた餃子と/映画『スパイキッズ』/『降魔法輪』(さとうふみや)ほか
 しげが愛玩するように私を見る。こういう時のしげの目はマジでエサを求めるウサギのようだ。
 「お願い、剥がして?(はあと)」
 ミッフィの袋だから、外側も当然ミッフィ印である。
 テープをきれいに剥がせばまたバッグとして使えるのである。けど、どうしてそれを私にまかそうとするかな。こういう几帳面な作業は全部私に回されるのだが、実際、それを拒否してしげにさせると必ず失敗するのである。
 不器用にもホドがあるんじゃないか。
 きれいに剥がしてやると、ニコニコして喜ぶ。
 ……いいよなあ、年中アタマん中が盆と正月なヤツは。
 
 
 夜、友達何人かと電話で元日の挨拶。
 地元の友人が少ないので、ウチに年始回りはない。
 私はここんとこ気分は浮いたり沈んだりだが、みんなはそれぞれ元気なよう。
 今年も世界的に事件はいくら起きてもいいけれど、私と私の関係者には累が及びませんように。


 コミックス『Bstreet(ビィストリート)』vol.7(幻冬社・998円)。
 情報に疎くて気がつかなかったのだが、ソニー・マガジンズはコミック戦略から撤退してたんだな。
 スコラ→ソニー→幻冬社と慌しいが、出版元や版型が変わるたびに『退魔針』買い直してるこっちの身にもなってみい。
 ってことは、買い損なってた『Bstreet』のvol.5も絶版か。うひゃあ、早いとこ古本屋探さなきゃ。
 ミステリマンガ専門のこの雑誌式コミックス、今回からの新連載は桑田乃梨子さんの『888(スリーエイト)』。
 ささやかではあるけれど一応「本格ミステリ」にしてるあたり、桑田さんの誠実さを感じる。こういう同テーマのアンソロジー雑誌の場合、他者との差別化を測って搦め手やSFミステリを書いたりするのは結局「逃げ」になっちゃうからねえ。てっきりギャグだと思ってたら、それが伏線だったってのはウマイよなあ。ミステリの礼儀でその中身をここに書けないのは残念だけども。


 コミックス『コミックエンゼルズ』(幸福の科学出版・683円)。
 正月そうそう何読んでんだって感じだが、“裏”モノ会議室でも話題になった、『金田一少年の事件簿』のさとうふみや描く『降魔法輪』が載ってるのがこの本。
 福岡じゃどこの本屋にも置いてなかったんで、やっぱこういうのは通販ででもない限り買えないのかなと思ってたら、しっかりジュンク堂で平積みになってたよ。ううむ、まさしく「質より量」ってか、恐るべしジュンク堂。

 で、読んでみたけど、やっぱりやってたよ、「エル・カンターレ・ファイト!」。
 ぶわははははははは(^▽^)。
 まあ、なんちゅーか、マンガとしてはよくある悪霊退治モノで、別にさとうさんがなんたらを信仰してようがしてなかろうが、気にせずに読めば『マガジン』に載ってたって全然おかしくないマンガなんだよねえ。
 実際、この、悪霊を退治する掛け声(?)のところ以外には、大川隆法を暗示させるようなところはほとんどない。これって多分、オウムが作ってたアニメやマンガが、自分とこの教義を説明することよりも、教祖の麻原彰晃のカリスマ性を前面に押し出して胡散臭くなってたんで、それとの差別化を図ろうとした結果じゃなかろうか。
 それまで一所懸命、オカルトではあるけれどもインチキっぽくない体裁を整えていたのに、キメんところで「これくらいはいいかな?」と出しちゃったって感じかな。
 さとうさんも随分絵がうまくなったし、女の子キャラなんか、今やってる『探偵学園Q』よりずっと可愛いんだけど、これはさすがにシリーズ化されまいなあ。続きが読んでみたい気はするけど。
 一応アンソロジー集なんで、ほかにも冒険ものや恋愛もののマンガ(でも悩みは全部オカルトで解決!)が載ってんだけど、もう同人誌以下のレベルでハシにも棒にもかからない。話のタネだけにこんなマンガ買ってんじゃね〜よって、ちょっとだけ思う(^^*)。


 マンガ、奥田ひとし『新天地無用! 魎皇鬼』2巻(角川書店・588円)。
 表紙の魎呼、えらく巨乳になってるな。まあ、嫌いじゃないが(^^)。
 『天地無用!』シリーズも長いよなあ。最初のOVAから数えたらもう十年にならんか。

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01月01日(火)
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