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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■優勝旗はどこで振られるか/『舞シールド21』(安永航一郎)
 作者名義は「沖縄体液軍人会」で安永さんの名前はどこにもないが、ご本人だということはもう広く知れ渡っておられるので、書いても問題はないのだろう。前者は『カレイドスター』の、後者は『舞−HiME』のエロパロ本。と言っても安永さんまんまの絵柄で、オリジナルに似せる気は毛頭ないようだから、誰が誰だか、説明されなきゃよく分かんない。一応、『カレイド』も『舞』も見てるから設定が全然分かんないというところまではいかないが。
 『そらから』はカレイドステージを追い出された、そら・ミア・アンナが生活のためにエンコーする話。女衒役はミアである(ハマってるなあ)。みんないいとこに筋肉付いてそうだから商売は繁盛しそうだね。と言ってもこちらの方は一般向けなので、近いとこまでしか描かれてません。って近いとこってどこだよ。
 イボったりパクられたりロゼッタを騙してロリペド野郎に売り飛ばしたり、極悪非道の限りを尽くして、オチが「いま新たなステージの“膜”が開く」ってんだから安永さんの人を食ったギャグ魂は全然衰えてないのである。私はナニの最中にもギャグを飛ばすアンナの芸人魂に拍手を送りたい(笑)。
 念のため言っときますけど、これはマンガなんだから、世の中の健全な坊ちゃん嬢ちゃんはマンガのマネして本当にエンコーなんてしちゃダメですよ。でもって、そこの「ロリペド」とかの単語検索で覗きに来やがった変態糞野郎、出会い系にアクセスしてじょしこーせーを呼び出したりするようなことしてんじゃねえぞ。
 『舞』の方は、舞衣と楯が、「死ぬまでに一発やろう」という話。おとな剥け……いや、「おとな向け」なので、14ページ中、9ページはやってます。体位はまあ普通で、前から後ろからで三パターンくらい。そんなに複雑なものはなくてちょっと物足りないが、高校生があんまりテクニシャンでも不自然だしな(笑)。でも楯君、最初は「鬼畜ド変態プレイ」をやってみたかったらしいぞ。口で言うほどにはできんと思うが、一応、厨房の時に「剣道休んで一通りすましてた」とか。純情な楯君ファンの女の子は悲鳴を上げそうな設定だが、いまどきの台湾バナナよりぶっとい神経の腐女子にはこの程度のエロは全然平気か。
 どうして全ページやってないんだようと仰る向きには、「それがプロの矜持というものだ」とご説明しておきましょうか。やっぱりちゃんとマンガになってるかどうか、でもって余計なゴタク並べずにちゃんとエロになってるかどうか、それがこのページ数のバランスに表れてますですよ。
 エロは絵もともかく擬音も重要だと思う。ぐちょぐちょぬぷぬぷはありふれているが、今回、「ぬちっ」てのが個人的にはなかなかいいなと思うのであった。

08月26日(金)
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