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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■批判は言葉で言え/『WāqWāq(ワークワーク)』3巻(藤崎竜)
角川は、大映を吸収合併して以降、映画『男たちの大和』製作やら、やたら花火をぶち上げてるが、全部本当に成功の見込みがあるんだろうか。「SNOOPY BOOKS 55周年記念復刻全86巻」とかもあったなあ。いや、大半を友人から貰った鶴書房版で持ってるんで、いらないんだけど。
今日も腹の具合は最悪だったのだが、何とか便所に入ったり出たりしながら、一日勤務。便所で腹を撫でながら、しげにメールを送る。以下はそのやり取り。
私「着いた途端に下痢ビチ〜。朝礼にも出られない〜」
私「トイレットペーパーがねええええええ!」(ホントになかったのである。掃除のおばさん、継ぎ足しとけよな。幸いティッシュペーパーを持っていたから助かったが)
しげ「知らんっ。頑張れえええええ」(どう頑張ればいいのだ)
私「ベルトが切れたああああああ!」(締めようとした途端に、ホントに根元から切れたのである。もう一度はめ直して何とかしたが)
しげ「ふぁいとおおお」(もう投げやりである)
私「弁当、量多すぎ。食ったけど。ゲップ。」(ホントに丼飯二杯分はあった)
私「また下痢りん。ぷう。」(食えば出るのは当然である。でもせっかく作ってもらった弁当、残せないんだよう)
私「し、尻の穴がイタヒ……」(下痢便が乾くと痛いのだ)
私「きついよう。あへあへ言ってるよう。でも仕事してるよう。ふにいいいいい」
途中からしげは返事しなくなった。愛想がないと言うか馬鹿なメールばかり送るんで呆れたのだろうが、こんなアホなことでも書いてなければ、ハラの苦しみをごまかせなかったのである。しげから貰った正露丸、なかなか利かなかったし。
とりあえず、帰宅するまで、しかぶらずにすみました。ホッ。
夜、『欽ちゃんの仮装大賞』を見ながら就寝。腹の具合、少しは収まってきた模様。
マンガ、藤崎竜『WāqWāq(ワークワーク)』3巻(集英社)。
雑誌連載のほうはどうやら無事完結したようで、まずはめでたい。ファンの間では「打ち切りだあ!」と嘆く声もあるようたが、それはどうだろうか? この3巻で「ワークワーク」世界の殆ど全ての謎が解明されているし、護神像を奪い合う戦いも一区切りしている。もちろん人気があればもっと「引き伸ばし」をさせられたかもしれないが、脇道に入りこんで、何やってんだか分からなくなるのは長期連載作品を見ていれば分かることである。10週打ちきりとはわけが違うし、まあまとまりのある終わり方をしてくれたんじゃないかなあ。
いやね、「人間によって作り出された機械の反乱」って、またぞろ『青騎士』かよ(いやもう、『R.U.R』や『メトロポリス』以来って言ってもいいんだけどね)と、ちょっと引きはするのだけれど、もうこれはロボットものの基本パターンだから、文句言っても仕方がない。それよりも、もはやどう転んでも陳腐な結末しかもたらさないその戦いそのものを描くのではなく、「人間(赤き血の神)」が滅亡した後の世界、残された「人形(黒い血の人間)」と「機械(人間が人形を殲滅するために作った機械生命体)」の新たな争いを描くことをベースにして、そこに更にカタルシスとなる「防人と護神像どうしの争い」という別の要素を導入したところに工夫はあったと思う。まあ、“もっと面白くできる”要素は充分にありはしたのだ。
キャラクターの描写不足、強引なストーリー展開は『封神演義』の時以来の藤崎竜の欠点で、それが世界観の広がりや作品の勢いに繋がらなかった分、ちょっと小ぢんまりとしちゃったな、という印象は確かにある。けれどそれは単に技術的な問題に過ぎないし、デザイン力、構成力ともにこれから伸びておかしくない人だとは思うので(デビューして何年だお前、って問題はあるのだが)、ファンがあまり打ち切りだ打ちきりだと騒ぐと、かえって作品の評価自体、下落させることにもなりかねない。ここはファンの方々もオトナになられて、「想定の範囲内」と理解した方が、次回作に期待もできるというものではないだろうか。
マンガ、岡野剛『未確認少年ゲドー』5巻(完結/集英社)。
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05月07日(土)
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