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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■あなたへ
「満」「満」「満」と、駐車場はどこもかしこもひしめきあっていたが、ぐるぐる回って、何とかスペースを見つけて、駐車。携帯の新機種を見たり、フタバ図書で買い物したりで、結局3時間ほど散策。
食事はピエトロだったが、偶然そこで知り合いが働いていた。なんだか知らないが、私に会って緊張したのか、やたら注文を取り違える。以前会った時、なにか立腹するようなことがあったわけじゃなし、別に取って食ったりはしないのになあ。
帰宅して、早速、水草をカメの水槽に入れたのだが、やっぱりカメの遊び場には乗って来ない(T∇T)。
今日読んだ本、マンガ、関崎俊三『ああ探偵事務所』6巻。
ゴツボ★マサル『サムライチャンプルー』1巻。
疲れてすぐ寝ちゃったので、読めた本はこれだけ
山田風太郎原作・せがわまさき作画による『バジリスク 甲賀忍法帖』もテレビアニメ化決定。制作はGONZO。
マンガ版がどこまで続くかわからないけれども、必ずしもマンガ版の結末と同じにならなくても、原作通りにアニメ化するという手もあるから、不自然に打ち切り、とかいう自体にはなるまい。キャラデザインももうあるのだから、『戦闘妖精雪風』の時のように、「原作のイメージとあまりにちがーう!」という声もあまり上がらないだろう。そもそもそういう人は、マンガ版自体、認めてないだろうから。
制作体制で今回一番面白いのは、製作資金が個人投資家から集められる「アニメファンド!」から出される、という点である。ジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)、楽天証券、ジェット証券が、個人投資家から1口5万円で資金を集めてファンド化し運営するというシステム。映画ではたまにこの形で制作が行われることがあるけれども、アニメでは今回が初めてとか。
投資した人は、上限10%の利回りが得られるだけでなくて、一定額以上の投資をした人は氏名がDVDのエンドロールに表示されるなどの特典も用意されているという話だが、そういう特典はさておいて、好きなマンガが、好きなスタッフによって作られるのならぜひ協力したい、という気にはなる。当たり前の話だが、予算が潤沢にあれば、作られる作品も当然、その予算に見合うだけの完成度が得られるからだ。
恐らくGONZOも、対象となるのが『バジリスク』なら、広くファン層に、またそれ以外の所謂「投資家」にもアピールして、充分な予算が集められる、と計算したのだろう。やっぱねえ、オタクだけじゃあ、ちょっとその予算が賄えるかどうか分からないし、スレたオタクは「ファンに頼るな!」とか言って、かえってそういうやり方を嫌って、協力しないかもしれないし。全方位的に求められる作品、例えば宮崎駿監督作品のような質を“最低でも”保証している作品を送り出せる自信がなければ、とてもこの方式でアニメを制作しよう、という気にはなれないのではないか。まさにその対象として『バジリスク』がふさわしい、とGONZOが決断してくれたことが、私には嬉しくてたまらないのである。
けれど一方でまた、今後こういう形での「投資」が定着化するかどうか、心配もある。当然、最初の何発かは成功してもらわないと、「なんだ、カネ出したのに、こんな出来にしかならなかったのか」とか、「利潤が出ねえじゃねえか、出し損か」とかいう反応がたくさん出れば、せっかく生まれようとしている送り手と受け手の新しい相互関係が失われてしまうことになる。「本当に求められている作品」を今後も送り出していけるのか、というのも課題だろう。このスタッフになら、作品がまだ海のものになるとも山のものになるとも分からない段階で、投資しても構わない、と思えるような制作プロダクションが、いったいどれだけあるものなのか。スタジオジブリは? シンエイ動画は? プロダクションI.G.は? マッドハウスは? 私がパッと思い付くのはこれくらいで、あとはいい作品作ってるところもあるけど、投資することまでは、と二の足を踏みたくなるところが多いのである。サンライズとかは、私にはちょっとねえ。「たとえ自分の意に染まない出来になったとしても文句を言わない」という覚悟がないと(あるいは完全に投資目的で、作品そのものには興味がない場合)、参加は難しいと思うのだが。
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08月01日(日)
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