ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491678hit]

■「似て非なるもの」の休止
 もちろんこんな感慨は『ドラえもん』を「昭和の遺産」と見る(それどころか私は、劇場版シリーズ自体、もともと「余燼」としか見ていない)いち読者のタワゴトに過ぎない。これからも『ドラえもん』は21世紀のマンガとして描き継がれていくのだろう。オトナの事情も介在させながら。……けれどねえ、『ドラえもん』の短編を膨らまして長編に仕立てたり、他の藤子作品を「翻案」したり、そういう小手先の「水増し」が続いている状況を悲しんで見ている観客だって結構いると思うんだよなあ。言ったって仕方ないとわかっちゃいるけど、あえて言いたい。
「藤子さんが生きてたらなあ」
 ……終わりどころを間違えて、老残を晒しているアニメの例を、我々は腐るほど知ってるはずなんだけれど。

07月12日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る