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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■年齢は関係ないのだ。
加害者の少女にも、被害者の怜美ちゃんにも、そんな「覚悟」があったとは思えない。10歳やそこらの少女にそれを求めるのか、という意見は、そもそも人間の能力をバカにしている。小学校高学年なら、「失われた命が元に戻らない」ことなど、熟知している子供の方が圧倒的に多いだろう。たとえ相手への殺意があったとしても(キレイゴトを言うつもりはないから、殺意を持つこと自体がおかしい、とは言わない。私だって少年時代、心の中では何度も親や友人を殺している)、それを実行に移すことの恐ろしさに気付かないのならば、それはあまりに鈍感で、明らかに精神的成長に異常を来たしている。
思い出してみたらいい、命の価値を、その重さを、あなたが最初に知ったのはいつだったか? 小学校高学年になっても、あなたはバカだったか? 殺したい相手がいたとして、実際にそれを実行し、その人がいない世界を自分が作り出すことの傲慢さに全く気がつかなかったか? 仮に残酷なマンガやゲームや、煽情的なサイト(昔はそんなものはなかったから、アダルト本でもいい)があなたの神経を磨耗させていたとしても、それ以上に命の素晴らしさを称え、どんなに無意味に見える存在にも存在し続ける価値があるのだという「教え」を訴える人や、物語はあなたの回りに全くなかったか?
だから私は逆に、10歳も過ぎて、この程度のことで、精神のコントロールができなくなるというのは、やはりただの異常者だろうとしか思えないのである。この子がもっと大人だったなら……大人並の「痴情のもつれ」から行われた犯罪であったなら、本当に、まだしも、救いがあったのだが。できれば、事件の解明が進む中で、もっと「納得のできる」動機が判明してほしいと願うのは、不謹慎ではあるが、正直な感慨である。
昨日治療を受けて以来、左眼が暗くなった気がする。
仕事の休みが取れるかどうか、眼科の診療日とスケジュールが合うかどうか、調べて見たら、「今日しかない」ということに気がついた。いきなりであちこちに迷惑をかけてしまったが、予定をいろいろと変更して、午前中でバタバタと仕事を片付ける。
1時頃、しげに車で迎えに来てもらうが、今朝までしげは鴉丸嬢のところでチラシの打ち合わせをしていたので、殆ど寝ておらず、眠そうである。けれども瞳孔を開いたら、しばらくは外を一人では歩けないので、しげには無理を頼むしかない。しげは今晩の仕事を代わってもらうことにした。申し訳ないことである。
もうしょっちゅう休みを取るわけにはいかないから、多少痛くてもガマンしようと思っていたのだが、どうしたわけか、今日は昨日ほどには痛みを感じなかった。やはり昨日は体調が悪かったのだろう。昨日はいったいレーザーを何発撃たれたのか、数える余裕もなかったのだが、今日は三百発とちょっと撃った。けれどもこれはあくまで「予防」で、これまでに発生した飛蚊症が治るわけではないのがツライ。前の医者が「左眼も予防の必要があります」と言ってくれてりゃ、こんな苦労をする必要も、カネが素っ飛ぶこともなかったのだが。左眼が暗いのは、やはりこの「濁り」が右眼に比べて多いせいだとか。
ともかくこれで終わり、とホッとしていたら、「2週間後にまた来てください」と言われてガックリ。やっぱり休み取らんといかんか(+_;)。
そのあと、しげが来月の父の日に、プレゼントを買いたいと言うので、キャナルシティに回るが、お目当ての店が改装で閉店中。しげ、「オレって運が悪い?」と嘆くことしきり。
せっかく来たんだから、と、福家書店に回って本を買って帰宅。
晩飯はしげの手料理。昨日はおでんだったが(でもコンニャクやガンモドキに混じってタコ焼きが入っているのはどうかと思う)、今日は水餃子。水餃子のみオンリーで、実に独身男の手料理である。せっかく作ってくれてる料理だが、私が全く誉めないので、しげは随分ブスくれているが、ちゃんときれいに平らげているのである。そのあたりで私の気持ちは察してもらいたいものだ。
06月02日(水)
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