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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■女優に有情/舞台中継『赤鬼 RED DEMON』/『砲神エグザクソン』6巻(園田健一)ほか
 WOWOWで『ダーティハリー』、久しぶりに見るが、もう1も2も3も頭の中でゴッチャになってるので(多分5まで全部見てるはずなんだが)、ラストで犯人が撃たれて湖に浮かぶシーン、「あれ? スタジアムで死ぬんじゃなかったっけ?」とか首を捻る。これだから映画も2度、3度と見返さなきゃなんない。これからはホントに記憶力との戦いになるなあ。


 夜、NHK教育でNODA・MAPの『赤鬼 RED DEMON』、ロンドン公演版を見る。
 日本版は日本人の中に一人だけ外人が混じる、という設定だったと思うが、こちらは外人の中に日本人である野田秀樹だけが混じる逆設定。
 野田秀樹が「赤鬼」ってのはムチャだと思うが、面白かったのは、日本人という設定でありながら、野田秀樹のセリフが殆ど日本語でないハナモゲラだったことだ。たまに「Oh!God!」が、「大事」と混同する、というギャグはあるが、ともかくのだひできは「へにょろぺっちゃらくっちゃら」みたいな喋り方で殆ど言語不明瞭な謎の男を演じ続ける。こういう「言語否定」なところからコミュニケーションを模索している試みが面白い。いろんな人が指摘してるのに、なかなかみんなが気付かないんだけど、言語くらい意志伝達の方法として貧弱なものはないんだからね。


 続けて、NHKBS−2でつかこうへい作・演出『ストリッパー物語』。これも昔のやつと全く毛色が変わってる。
 私はつかこうへいは殆どストーリーは無視して、役者のカラダの動きにだけ注目して見るという甚だシツレイな見方をしているのだが(だってセリフが未だに説教臭い絶叫型なんだもん)、やっぱ体技は凄いわ。脱がずにあれだけ「ストリッパー」を感じさせるんだもんねえ。
 ストリップの演技には、セクシーに行きそうで行かない、その直前で「結局はアンタ、ナニが見たいんでしょ」とナニをほっくりだしちゃう身もフタもないところがある。まあそれがかえって、ストリッパーの心を客より優位に立たせて、性を売る後ろめたさから救っている面もあるのかもしれない。
 でも客もまた、その彼女たちの微妙な心にそこはかとない影を見て、ナニを見る以上の繋がりを感じたりもするのである……ってなもんだかどうだか、私はストリップを見たことなんで一回しかないからよくわからんのだが。
 でもストリッパー同士のトップ争いってだけで、ああ、これつかさんの『幕末太陽傅』なんかなあ、と見るのは多分そんなにハズレた見方じゃないと思う。女の争いはいつも切ない。


 マンガ、園田健一『砲神エグザクソン』6巻(講談社/アフタヌーンKC・540円)。
 単行本の出る間隔がかなり空いてるので、前の話がウロオボエになってるよ。マンガ喫茶で読み直さないといけないかなあ(ウチにあるやつは、本の山の奥に沈んでるのである)。主役の砲一が実はロリコンで、幼児体形の茜ちゃんとナニしまくりというのは覚えてたが(^_^;)。
 今巻で一番印象に残って次巻まで覚えてられてるシーンは、やっぱりキンバー先生の×××になるかな。いや、×××な意味じゃなくて、×××するようなヤツは×××されても当然、私だって×××が×××されたら×××するよってことなんである。でもキンバー先生、×××されたけれども×××が×××になってホッとした。いや、これも×××が×××になったからって、それでキンバー先生が×××になったとは思わないのだけれども、やっぱ×××が×××になるなら、それに越したことはないってことで。
 何が何やら分かりませんな(^o^)。なんか×××なマンガだと勘違いされちゃマズいから一応フォローしとくと、これは地球を制圧した宇宙人リオファルドにレジスタンスを挑み、地球の復権を図ろうとするヒーローの物語です。その究極の兵器がタイトルにあるエグザクソンね。スペルを書くと「EXAXXION」で、Xが三つもあるのがミソ。ああ、やっぱり×××の話に(~_~;)。

09月28日(日)
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