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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■狂熱の一夜/映画『南の島に雪が降る』/『C級さらりーまん講座 付和雷同編』(山科けいすけ)
 問題なのはそこからで、ここでまた黒田氏が出てくるのだが、福岡城を築いた時に、その鬼門である現在の位置に天満宮を移した。つまりは、「神様は福岡の武士だけ守ってくれりゃいいんで、博多の人間はどうとでもなれ」という措置なんである。武士の、博多の町人に対する差別意識が、こういうところに表れていたということだね。それでも博多の人間の天神さまに対する信仰が変わるわけではないから、「天神は博多」という言い方も間違いとは言えないのである。
 というわけだから、福岡にだって、もともとの博多の人間はいる。単純に地域だけで分けられるものでもない。博多の人間が嫌うのは、おエライさんに媚びへつらって、「福岡」人の意識で「博多」を差別的に見るやつらなんである。
 こないだはくだくだしく説明したくないからと、こういう細かいところまでは書かなかったけど、その土地のことをよく知りもしないのに知ったかぶって、博多の人間が差別的な意識を持ってるかのように真逆のデタラメを書くってのはどういう心理なのか。どうもこの人、単純にモノを知らないだけではなくて、底意地の悪さというか、下劣な悪意すら持って博多のことを見てるんじゃないかという気もしてくる。少なくとも、他人を見下したいという傲慢な気持ちがなけりゃ、こういうことは書けない。
 無知なこと自体は恥でもなんでもない。しかし「無知のままでいい」と開き直ったり、無知を指摘されることを逆恨みするような態度は、ただ醜いだけではなかろうか。

 その人がここを読んでる可能性もあるので、ハッキリ書いときましょう。
 あなたの行動に対して怒ってもいないし、見下してもいないし、何か反省を求めたいとか思ってるわけでもないです。もし私がそう思っているとお考えでしたら、それはただの妄想です。
 もちろんあなたが、今後もデタラメを書き散らしても、あなたにとっては自分の感覚がデタラメだとは思ってないんでしょうから、別に構いはしませんし、訂正を求めもしません。「真実」は人の数ほどあります。あなたの言うことを信じる人間がいても、それはそれで仕方がありません。ですから、そちらの掲示板に訂正の書き込みをするようなマネもしません。
 ただ、あなたの言葉を真実と思わない人間も、圧倒的多数でいます。私の言は私だけの思いこみではありません。それは博多の歴史を少しでも調べてみれば分かることです。かと言って、調べろなんて押しつけもしませんし、それを「正しい」と強弁する気持ちもありません。
 私はここで勝手に「分析」と「訂正」をしてるだけなんで、こちらに悪意がないことはご理解いただけると思います。


 マンガ、山科けいすけ『C級さらりーまん講座 付和雷同編』(小学館/ビッグコミックススペシャル・872円)。
 この本自体はもう何ヶ月も前に出てて、買ってたんだけど、しげが本棚の奥に隠してたんで見つけるのに手間取った。だからどこにでも本を持ってくなよって。
 6巻を最後に巻数が書かれなくなったのでわかりにくいのだが、これが8巻。旧巻を増刷するのを避けてるのか、すぐ絶版にできるための措置なのか、ファンとしてはちょっと嬉しくないことではある。どこにも旧巻の案内が載ってないんだものな。
 連載作品を全部収録してなくて、セレクトしてるとは思うのだけれど、そのおかげで内容は濃くなっている。ただ、新キャラの男山課長、顔がゴツイから周囲から男らしく思われてるけど実は小心者っての、『黒イせぇるすまん』の「たのもしい顔」のネタとかぶってるよなあ。いや、「顔のわりに小心」っての、ほかのマンガにもよく出てくる設定だから、今更パクリだとは思わないけれど、「サラリーマンもの」でそれやっちゃうととどうしても類似性が気になるんで。喪黒福造に「ドーン!」ってやってもらったらどうだとか思っちゃうんだよね。
 ビルにガソリン撒こうとする左遷された平社員のマンガがあったけど、まあ何というシンクロニシティ(^_^;)。

09月16日(火)
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