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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ストレスは溜まるようになっている/映画『復活の日』
 しかし、一般的には演技派として見られている渡瀬恒彦を私が「大根じゃねえの?」と思ってしまうのは、南極で錯乱して雪の中に飛び出してっちゃうトホホな芝居を見せられてるからなんだよなあ。この映画の一番の欠点は、個々人の絶望が「点景」としてしか描かれてない点なんで、悲惨さが観客に伝わってこないのである。渡瀬恒彦にしろ、多岐川由美にしろ、ちゃんと死ぬとこ見せなきゃ意味ないやな。あと、キリストと草刈正雄が字幕で会話するシーンは『バトル・ロワイヤル』と見比べてみるとなかなか笑えます(^o^)。
 当初から海外戦略の狙われていた作品だったが、レナード・マーティンの星評価では★★1/2でまあ、普通。「南極大陸の景色はキレイだけど、お話は長すぎてしかも紆余曲折」と、あまり誉められてない。確か海外版は編集が日本のと変えられてて、ラストは人類滅亡で終わってたってのなんかで聞いたことあったけど、ほんまやろか。だったら物語は随分単純化されてるはずで、それてもこの評価ってのがちょっと頷けないのだが。

07月02日(水)
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