ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491698hit]
■「歩き目です」(^^)/『名探偵コナン』40巻(青山剛昌)/『浪費バカ一代』(中村うさぎ)/『コレデオシマイ。』(山田風太郎)ほか
まあ、不良はそんなことで悩みません。ましてや不良の友達どうしで語り合ったりしません。クロマティ高校の生徒たちは毎日悩んでますが、答えの出せないことについて悩んでいるので、そのうち、初めは謎だったものが、何となくウヤムヤになっていきます。
で、また同じ日常が繰り返される、と。『サザエさん』か『うる星やつら2』か(^o^)。
しげは「高橋秀樹が出たよ!」と喜んでます。ホンモノは「高橋英樹」ですが。
マンガ、蛭田達也『コータローまかりとおる!L』巻之五(講談社/マガジンKC・410円)。
表紙の女の子、忍者の格好してるけど、真由美だよな?
功太郎のかあちゃんも同じ顔をしてるし、区別つかんわ(功流美が真由美に変装するという話が前にあったが、変装前も変装後も同じ顔なのであった)。
『少年マガジン』本誌連載分は今巻で終わり。通巻91巻。もうちょっとで100巻だったのに、やはり『こち亀』への道はそんなに簡単なものではないか。一時期の勢いはなくなったとは言え(映画化はされたし、アニメ化の話は何度も浮かんでは消えた)、必ずしもそんなにつまんなくなったとは思わないのだけれど、長期連載による読者の「飽き」はどうしても避けられなかったんだろうなあ。
「L」編は最終編らしく、コータローの身内に関わる物語が中心になっているけれど、狂死郎がフィーチャーされてるのもその一環か。シリアスな展開でもあくまで中心脚を駆使するあたりが相変わらずの狂死郎で嬉しいんだけれど、このキャラって、あくまで「シリアスにならない」のが命綱だったんだよねえ。それを、功太郎との回想シーンまで今ごろになって描いて、ちょっと感動ものっぽくするってのは、なんだか蛇足。作者も随分煮詰まってきてたんだな、って感じないわけにはいかない。
それに、狂死郎を出すなら、由利栄先生もセットにして出してほしかったな。
巻末にはデビュー前の『コータローまかりとおる プロト編』を収録。絵がヘタっていうこと以前に、中身はほとんど亜月裕の『伊賀野カバ丸』のパクリ。まあ、だれでも初めは模倣から始まるものだから、これを今までずっと封印してたってだけでも蛭田さんは良心的な作家さんだと思う。
けど、「マガジン SPECIAL」に移籍ってことは、単行本の出るペースが今までよりずっと遅れちゃうってことだよなあ。ヤレヤレ、本当の完結まではいったいあと何年かかるやら。
マンガ、青山剛昌『名探偵コナン』40巻(小学館/少年サンデーコミックス・410円)。
FILE.1からFILE.3までは高木刑事と佐藤刑事のラブコメ。笑えないけど。
デート中の二人の中を妨害しようと、白鳥警部以下の佐藤刑事ファンが仕事そっちのけで監視体制を張るってギャグは、ありがちだけどまあ許せなくもない。
けど、そこに麻薬取り引きネタをムリに絡めるものだから、話はおかしくなってしまう。
アトラクションに乗ったときに、係員に預けた高木刑事のバッグと、麻薬の運び屋のバッグが取り違えられるってのがまず納得しがたい。「運び屋は中身がヘロインだと知らされてなかったから、係員にバッグを預けた」ってコナンは説明するけど、中身を知ってようが知っていまいが、運び屋がカネになるブツを人に預けたりはしないって。
それからさあ、右利き左利きのネタ使うの、もういい加減でやめてよ。「右利きの人間はバッグは右肩に担ぐ」「このバッグは左肩側のベルトの穴が広がってるから、左利きの人間がしょってた」って、簡単に断定できんだろう。私ゃ右利きだけど、バッグはたいてい左肩で担ぐぞ。利き腕を自由にしてた方が便利だから。
……なんて考えてたら、ホントにコナン、あとで自分の推理を修正して、「野球選手は利き腕を自由にするために、その反対側の肩で担ぐ」だと(ーー;)。別に野球選手じゃなくてもそうしてるやつ、いくらでもいるってば。
FILE.4からFILE.6まで、山に迷いこんだコナンたちが遭遇した殺人事件。
えーっと、まずコナンたちを除いて、その家には父親と息子しかいません。で、父親が殺されました。犯人は誰でしょう。……作者、馬鹿?(確実にそうだな)
[5]続きを読む
02月20日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る