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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■革命児の帰還/『ヒカルの碁』20巻(ほったゆみ・小畑健)/『ななか6/17』9巻(八神健)/『パタリロ西遊記』5巻(魔夜峰央)
 結局、今回の取り決めも、しげを少し楽にさせたってことなんだよな。私がトクしたことって、やっぱりないのである。

 本屋を回ったあと、トンカツ屋に行く予定だったが、しげが急に「焼肉」に惹かれた。まあ、いつものことだ。「カルビ大王」で食事したあと帰宅。
 疲れがどっと出て寝つく。
 私が「少しはオレのこと気遣え」と言うと、「だったらそういう人を探しい」としげはすぐ不貞腐れる。そのモノイイ自体が、自分の妻としての立場を放棄してるんだってことに気づかんのかなあ。
 ああ、また熱が……(-_-;)。


 マンガ、ほったゆみ原作・小畑健漫画『ヒカルの碁』20巻(集英社/ジャンプコミックス・410円)。
 表紙のキャラ、一瞬加賀かなと思ったら、新登場の社なんだね。ベロ出して挑戦的だけれど、関東人から見た関西人ってこんな感じなのかな。本編ではここまでアホな印象ないんだけど。
 第2部に入ってつまらなくなった、とまでは言い切れないんだけれど、やっぱり佐為がいない喪失感が少しずつ大きくなってきている。
 マンガとしての“華”が明らかになくなっちゃったし、ヒカルとの掛け合い漫才が消えたせいで、ドラマの緩急の“緩”の部分が失われて、どこか単調な印象になってしまっている。
 単行本の売り上げも落ちてるんじゃないかなあ。今回カラーページを初めて収録してるんだけれど、これもいかにもテコ入れっぽい。でもカラーページで一番目立ってるの森下先生だぞ。あまり意味ないんじゃないか(^_^;)。
 本当なら、国際棋戦開催、ということでもちっと盛りあがってもよさそうなものであるが、なんだかイマイチなんだよねえ。出て来る韓国のライバル陣も、そんなに魅力的に感じない。いや、高永夏とか、ミーハーな美形好きはキャーキャー言ってるのかもしれないけど、私がキャーキャー言うワケないし(^_^;)。
 私は好きじゃないが、ジャンプの「対決もの」って、究極のライバルってやつは決まって「異形」だったのである。ただ単にガタイがデカイだけなら、簡単にザコキャラとして倒されてしまう。『ドラゴンボール』のピッコロもベジータもフリーザもセルも、見た目が「強そう」ってだけじゃなくて、プラスαのキャラクターを持っていた。『北斗の拳』のラオウ、『幽遊白書』のトグロ、『るろうに剣心』の志々雄真実も然り、みんな何らかの意味での「異形」なんだが、さて、『ヒカ碁』の場合、この手のヤツラは極めて出しにくい。
 もともと囲碁ってもの自体、盤面だけ見てたって静かな印象しかない。それを非現実の存在である佐為が画面に“異形さ”に代わるものとして“雅さ”を与えていたのだ。これは佐為が幽霊であったからこそできたチカラワザだったんで、今や『ヒカ碁』は「ただ絵がキレイなだけ」のマンガになってしまっている。
 これがねえ、小畑さんの絵が尾田栄一郎並にヘタクソだったらさあ、かえって泥臭い迫力が生まれるんだけど、ここにきて小畑さんの「絵のうまさ」が、かえって物語を平板なものにしてしまってるのは皮肉だよねえ。
 もうこうなったら、どうせ美形を出すにしても「仮面の美形」とか「覆面の美形」とか出すしかないんじゃないか(^_^;)。


 マンガ、八神健『ななか6/17』9巻(秋田書店/少年チャンピオンコミックス・410円)。
 東京のほうではアニメも始まったそうだけれど、福岡での放映予定はなし。
 必ずしもアニメ放映に関して福岡は恵まれてないほうではないと思うけれど、それでも見損ねてCSで見ることになるものも多い。
 いちいち感想書いてられないくらい多いから省略してるけど、ファミリー劇場、キッズステーション、カートゥーンネットワークをチャンネル変えつつ見るだけでも相当量のアニメを見ることになる。来月からはこれに「アニマックス」が加わるのだ。こうなると生活の中心が完全にテレビに移行してしまいそうで怖い。マジでアニメ評論家になるつもりか、オレ。
 『ななか』もどこかで再放送してくれると、これ以上DVD買わずにすむんでありがたいんだが。

 アニメ化記念か、表紙はオールスターキャスト。と思ったら、なぜか氷室さんがいない。せつなはちゃんと出てるのにねえ。

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01月09日(木)
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