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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■宮崎対黒澤対富野(^o^)/『電脳なをさん5』(唐沢なをき)/DVD『攻殻機動隊 SAC』第1巻/『帰ってきたウルトラマン』第1巻ほか
ついに次は最終巻だけれど、アメちゃんの誕生でめでたしめでたしで終わるんだろうなあ。水島監督、次は劇場版しんちゃんで頑張ってね。
DVD『帰ってきたウルトラマン』第1巻。
収録は1〜4話まで。
第1話『怪獣総進撃』第2話『タッコング大逆襲』第3話『恐怖の怪獣魔境』第4話『必殺!流星キック』。
こうして見返すと、ドラマとして初期の作品ってムチャクチャ高密度だよなあ。濃過ぎてついてけないというか、「『ウルトラマン』で熱血スポ魂モノやるなよ」って部分はあるんだけれども。
痛し痒しなのは、坂田健(岸田森)と郷秀樹(団次郎)の関係が、シリーズ後半で立ち切られちゃったことなんだよなあ。この「全くウルトラマンらしくない」師弟関係は暑苦しくて仕方なかったんだけれども(MAT内での隊長と隊員の関係もひたすら鬱陶しい)、かと言ってやっぱりウルトラマンだから嫌いにはなれなかったのだ。でもって、あの衝撃の結末には、当時も「イナズマ2世号はどうなるんだよう!」とか思っちゃったのよ。
1話は当時、サブタイトル見ただけで燃えた。だって「怪獣総進撃」だよ? たった30分の中に怪獣がザザーン、タッコング、アーストロンと三匹も出るんだよ? どれだけ燃えたかは、当時毎週新聞のテレビ欄の記事を切り抜いて、ノートに貼って書きこみして、「帰ってきたウルトラマン資料集」を作ってたくらいだ。結局、親に捨てられたけど。あの恨みも私は忘れん(`Δ´)。
でも2話でいきなりガックリ来た。郷秀樹が慢心してウルトラマンになれない。これは『マン』でも『セブン』でも、人間体とウルトラ戦士とは心が同じだったのと全く設定が違っていた。……じゃあ、郷秀樹、ただの人じゃん。ヒーローじゃないじゃん。もちろん、製作者が「苦悩する人」として主役を描きたかったのはわかるが、それは「ウルトラマン」じゃないだろう、と思ったのだ。ウルトラマンが「絶対善」なら、そのウルトラマンに選ばれた郷秀樹だって、「善」でなければ……偏狭だけれども、少年の夢とは得てしてそういうものなんである。
3話、後年知ったが、デットンはテレスドンの縫いぐるみが疲弊したんで「テレスドンの弟」ということにしたんだとか。テレスドンの弟ならやっぱりテレスドンだろう、というツッコミを、小学三年生だったが当時から私はしていたぞ。こういう子供ダマしの設定がシリーズ後半になるほど増えてったのがウルトラシリーズからのファン離れにもつながったと思うんだがなあ。
いや、4話もヒドイね、ウルトラマンが特訓してバリアー飛び越えようってんだから。……もともと飛べるじゃん、ウルトラマン。
金城哲夫と上原正三を比較したときに、どうしても金城さん寄りになっちゃうのは、自分たちの作った設定に対して誠実かいい加減かって、その差が大きいと思うんだよね。
そんなに貶すなら買うな! と誰かが言いそうだが、ウルトラシリーズの主役で私が唯一会ったことがある人って、団次郎さんだけなんだよ。しかも放送前のイベント、会場の最前列で言葉も交わしてもらったし、握手もしてもらった。
私は永遠に団次郎さんのファンなのだ。
12月22日(日)
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