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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■確信犯だったのか柳美里/DVD『ビリイ★ザ★キッドの新しい夜明け』/『新暗行御史』第四巻(尹仁完・梁慶一)ほか
戸浦さんは『日本の黒い霧』で学生活動家を演じたセルフパロディを実直に好演。死ぬ時ちゃんと赤旗がバックにはためくのである。「マルクス・エンゲルスは死んでも、弁証法的唯物論と唯物史観とマルクス経済学と共産党宣言は死なないぞっ!」……死んだって、とっくに(^o^)。
原田芳雄や北林谷栄などは多分自分が言ってるセリフが何を意味してるのか(観念的なセリフが並べられてるだけでもともと意味なんてないのである)全く分かってないと思しいが、にもかかわらず、そこにリアリティを持たせている演技力はさすがだ。私はこの北林谷栄の演技は『ビルマの竪琴』以上だと考えているんだけど、賛同者いないか。
そしてびっくりしたぞ神戸浩。神戸浩に初めて出会った時の衝撃、これはとても言葉では表せない。「あまくない、あまくないぞぉー」「かねこみつはるって、まだいきてましたっけ?」。神戸さんと主に絡んだのは、原田さん戸浦さんだが、この芸達者の二人にして、どう演じたらいいかわからなくさせてしまったあの独特の個性。往年のタコ八郎もかくやというあのボケ演技、トロンとした目に半開きの口、テレッとした喋り、私はこの人がホントに知恵遅れなのかヘンな人なのか病気なのか演技なのか全然知らないのだが、ともかく「面白い」としか言いようがないのである。ああ、いったいこの人の面白さをどう表現したらいいのか。無理やりたとえて言うなら、生チャーリィ・ゴードン! もっとも神戸さんに天才になった時のチャーリィは演じられないかもしれないが。「そうねー。まあねー。だいたいねー」。
ZELDAの歌う主題歌『黄金の時間』も珠玉の名曲。
あの清廉な声、なのにどこか切なく、そして聞く者に元気を呼び起こす不思議なメロディーライン。
もはや これまでと あなたを見失ったのは サハラの砂漠
あれから 私はずっと あなたを探しつづけている
鬱金の夜が明けるまで 闇の毛布にくるまって
黄金の時間(とき)は止まったまま 風の嘆きだけを残す
太陽が焦げつき 海があふれ 風がヤキモチを焼く
地球のどこかにあなたが隠れているはず だから……
こんなに陽射しのよい日には 遊び相手が欲しい
帽子と双眼鏡を持って 消えてしまったあなたに会いにゆくの
(耳で確認してるので歌詞にちょっと間違いがあるかも。全歌詞を知ってる人がいたら教えてください)
「黄金の時間」とはルイス・キャロルの「黄金の午後」をモチーフにしているのかもしれない。しかし何よりもこの言葉が胸を打つのは、これが、寂しいくせにそれをオクビにも出さず地球を経巡る覚悟をした少女の物語であるからだ。これだけ壮大な、一つの叙事詩と言ってもいいほどのラブソングを、私は他に知らない。うう、聞くだに泣けるぜ、くそう。人を愛するってんなら、ここまでやらなきゃなあ。
でもどこのカラオケ屋に行っても入ってないんだよこれが(T.T)。
ここまで完璧に私のシュミに合った映画というのはそうそうない。ああもう、この映画について語り出したらもう終わんないこと解りきってるから、このへんでやめよう。
でも最後に一つ、美少女好きな人には嬉しいお知らせ、マスターの娘・テイタム役のオーラ・ラニちゃんにはきっと思いっきり萌えられると思いますよ。いやもう、ちょっとナマイキなところはあるけれど、サラサラの金髪にまん丸な瞳とおハナがかわいーのなんの。どこをどうしたら石橋蓮司からこんな可憐な(しかもなぜか外人)の女の子が生まれるというのだ(^o^)。
寝腐っているしげを叩き起こして、赤煉瓦記念館へ向かうが、寝惚けたしげ、道を間違えて5分遅れて到着。
チケットとチラシが完成、ノルマが今年も課せられたわけだが、さて、どうやって捌こう(-_-;)。職場の人間はアテにできなあいしなあ。トモダチも少ないしなあ。……何を自分で自分を淋しくするようなこと言ってるかな(T∇T)。
会議のあとはいつもの居酒屋で飲み会、食うだけ食う。なんだかやたら喉が乾くのでウーロン茶ばかり追加。
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10月26日(土)
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