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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■イナジュンはいいねえ〜♪/DVD『カタクリ家の幸福』/『雨柳堂夢咄』其ノ九(波津彬子)/『ガンダムエース』9月号ほか
監督の福田己津央さんって名前初めて聞くけどサンライズの新人さんなのかな。世代交代は大いに歓迎したいところだけど、番組そのものはあまり魅力的に感じないなあ。
ストーリーもキャラクターも、なんだかファーストのリメイクの『W』の更にまたリメイクって感じだ。
ストライクガンダムにイージスガンダムにデュエルガンダム、バスターガンナダム、ブリッツガンダムですか。Gガンの時に既にもうなんでもアリだなあ、と思ったから、もう新鮮味全く感じないねえ。
それでも放映されれば多分見ちゃうんだろうけど。
安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』。
ガルマ編、やっぱり今号で終わらなかったなあ、124ページも使ってるのに。ここまでが3巻とすると、4巻まではかかるか。更にその後グフとの戦いも含めると、5巻で映画版第一作の終わりあたりまでという計算になるかな。となると全15巻。……やっぱりテレビでカットされた分も含めて、20巻くらいは行ってほしいぞ。ちょこちょこと元シリーズになかったエピソードも加わってるし。
……と言っても一応全話見ているとは言え、私も記憶だけでモノ言ってるから自信がないこと夥しい。セントアンジュに向かう母子のエピソード、テレビにあったっけ? ドレン中尉の水着は絶対なかったと思うが(^_^;)。イセリナ、もっと水着見せい。
安彦さん、旧シリーズでも映画版でもイセリナをただのバカな女にしか描けなかったのが残念、とか言ってたから、キャラクターをもっと膨らましてくれるかと思ったけど、今のところはまだそれほどの印象はなし。……でも、ガルマが死ぬとき、イセリナが走って来る映像をインサートするのは止めてほしいな。世間は広いから、もしかしてあれが気に入ってる人もいるかもしれないけど。でも、当時、劇場じゃあそこで失笑が起こったんだけどねえ。
他のマンガで読めるのはやっぱりトニーたけざきさん、大和田秀樹さんくらいしかいないなあ。北爪さんも夏元さんも美樹本さんもどこか同人誌の域を出ていない。さとうげんさん、徳光康之さんは相変わらずパロディになりきれていない。徳光さん、連載打ち切られてるし(^_^;)。
今更、パロディ論を云々したくはないけど、やっぱ元ネタ知らなくても笑えるっていう点を考えてマンガ描いてる人と、そこに気がついてない人との差がハッキリしてるんだよね。
巻末の安彦良和VS高千穂遙対談、今や知る人ぞ知る『OUT』1981年2月号に載った、高千穂さんの「ガンダムはSFじゃない」発言を巡る対談だ。
全く、この人のおかげでどれだけSFの敷居が高くなったことやら(^_^;)。
何しろ、当時、九州の僻地であるわが母校においても、高千穂発言に追従する自称SFマニアと、私のような横田順彌系の「SF何でもアリ」派とが口角泡を飛ばしてSF論議をやらかしていたのである。多分、その様子を見ただけで、「SFには近付いちゃなんねえだ」と思ったトモダチは多かったろう。
で、この人が当時どう発言していたのか、今回の対談から抜き出してみるとこういうことになる。
高千穂「《ガンダムはSFではない》って書いたわけじゃなくて、《SFはこうである》という前提を披露した上で、その前提にのっとれば、巨大ロボットアニメはこういう理由でSFではなくなる。その例のひとつとしてガンダムについて書いた」
つまり、「ガンダムはSFじゃない」とは言っていない、あるSFの定義において、「ガンダムがSFでなくなる場合もある」と言いたいわけね。
まあねー、言いたいことは分かるけど、ハッキリ言ってそんな細かい区別をしたって意味ない。
ガンダムが立派なSFだと思ってる人にとっては、たとえ「定義次第では」という条件つきでも「SFでない」と言われれば立腹するものである。高千穂さんは「ガンダムをSFかどうかで評価することに何か意味があるんですか?」と逆に問いかけてるけれど、だったら、ある作品がSFであることを分析することに、どのような意味があるのか、そこを説明しないとねえ。
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07月27日(土)
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