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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■アニメ見るのは浮気じゃないよん/アニメ『最終兵器彼女』第1話/『エクセル▽サーガ』9巻(六道神士)ほか
 とことんモノ覚えが悪い(それでよく試験に受かったな)松本千秋役の堀ちえみ、お客様にお出しするチーズの特徴が覚えられず、村沢教官の風間杜夫に居残りさせられる。
 で、風間杜夫が持ちこんで来たのがカセットデッキ。流される音楽がなんと榎本健一の『洒落男』!(「お〜れ〜は村中〜で一番、モボだと言われ〜た男♪」ってヤツな)
 「おれはこの歌でチーズの種類を覚えられるように替歌を作ってきた! さあ、踊るんだ! 松本!」
 で、ホントに堀ちえみ、「私ぃは、イギリスぅで一番、美味しいと言われ〜たチーズぅ」とかなんとか歌いながら踊るし。しかも歌も踊りもおまえ本職ホントに歌手かっ? て言いたくなるくらいどヘタクソ。風間杜夫のほうがよっぽどうまいぞ。って、こんな居残りしてるほうがよっぽど異常なんだが(~_~;)。
 このあと、堀ちえみに嫉妬した、風間杜夫のフィアンセ役の片平なぎさが、風間に向かって「あなたは私のものよ! どんな手を使ってもあなたたちの仲を引き裂いてやるわ!」と叫んで陰謀を巡らせる。堀の義父役の長門裕之を焚きつけ、「村沢教官が千秋に乱暴した!」とデッチアゲて、風間杜夫をクビにさせようとするのだけれど、あの、それって恨みのベクトルが違っちゃってない? 普通は堀ちえみのほうをやめさせようとするんじゃないの?
 更に、長門に直談判に来た堀ちえみ、長門の後ろに誰かがいると察するや、いきなり長門をソファに押し倒し、「言え〜! 誰に頼まれたの〜!」とクビを締める。……そんなバカな展開あるかって、知らない人は思うでしょう。ウソじゃないのよ、これが! 別に推理ものでも何でもない普通のドラマで、ヒロインに殺人未遂を起こさせたドラマが古今を通じて一本でもあっただろうか? こりゃ例えてみるなら、まるで、『男はつらいよ』で、さくらが「お兄ちゃんのせいで私がお嫁に行けないのよ!」と言って寅次郎のクビを絞めるようなものだ。例えんでもわかるか。
 こ、怖いぞ強いぞ、堀ちえみ!
 深田祐介の原作はこんなんじゃなかったはずだけどなあ、と思いながら、脚本・監督の名前をテロップで見て驚いた。
 増村保造……。マジ?
 谷崎潤一郎の『卍』とか江戸川乱歩の『盲獣』とかを映画化したあの?
 いや、そりゃ確かに大映の監督さんだったけどさあ。作風が、ちょっとと言うか全然結びつかないんですけど。
 確かに、この人にも三島由紀夫主演というトンデモ映画『からっ風野郎』とかがありますけどね。

 けれど、これまでこんなにすごいドラマだと知らずにいたのはそれはそれで残念なのだけれど、今見られてよかったような気もするな。本放送時に見ていたら、当時は私も若くて頭でっかちだったから、ただ単にくだらんドラマだとしか思わず、二度と見ようとしなかったかもしれない。
 でも、今更大映ドラマにはまっちゃったりしたら、『スクールウォーズ』とかも追っかけなきゃならなくなるのか。そこまでの気力は続きそうにないんですけど(^_^;)。

 
 マンガ、六道神士『エクセル▽サーガ』9巻(少年画報社/YKコミックス・520円)。
 そろそろクライマックスが近いのかな。ついにというかアニメに追従するような感じにはなったけれど、『エクセル』本編にも『ダイテンジン』が登場したし。このまま勢いで蒲腐ロボも出すのかね。
 最近は『ホーリー・ブラウニー』の方が面白くって、『エクセル』はそれほどでもないんだけれど、それはひとえに思わせぶりが長引き過ぎてたせいなんだよね。エルガーラはどうやらイルパラッツォ様から秘密の任務を託されてたみたいだし、キャラクターがこのまま暴走してくれれば、もうひと波瀾もふた波瀾もあるだろう。やっぱさー、ギャグはどこかつん抜けたとこがないとね。
 それと、やっぱり御当地ネタで爆笑できるのは地元民の特権。岩田が改名して三越になるってネタ、岩田屋関係者が読んだらどう思うかなあ(福岡老舗の岩田屋デパートは新参の三越に販売競争で負けたのであります)。実際には岩田屋は伊勢丹になったわけだが(名前だけ岩田屋のまま)。


 夜、仕事から帰ってきたしげを誘って、五風で晩飯。

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07月02日(火)
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