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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■犬も歩けば/『仮面ライダーSPIRITS 受け継がれる魂』(村枝賢一監修)/DVD『続・黄金の七人 レインボー作戦』吹替版ほか
 そういう改変があるのに、作画の粗かった『幻影の聖夜』がほぼテレビ版のままってのはちょっと納得がいかない。テレビシリーズがクソでも、DVDのときにリテイクすることを期待して見てる面もあるんだから、ちったあそういうファンのことも考えてほしいもんだ。 


 更にまたまた買ってしまったDVDボックス、ここまで来るといくらビンボーしてても誰の同情も買わないことはわかってるので(って買われたこともないが)、言い訳はしません。私はただのゴクツブシです。□\(- -;) ハンセイ。
 で、今度は何を買ったかっていうと、『黄金の七人』BOX。
 これも若い人には何それ? って感じになってるんだろうなあ。BSでもしょっちゅう流れちゃいたんだが、その分、地上波じゃとんとご無沙汰。こういうエンタテインメントの名作はせめて二、三年の間を置いてテレビで流しててほしいものだけれど、テレビ屋連中は映画を文化遺産だなんて思ってなかろうから(きゃつらは自分たちが作ってるものすらそんな風に考えてるよな)、情報だけが多くて現物に当たれぬイビツな状況は当分改善されないんじゃないかな。
 せめて『映画百年史』みたいな番組を常時ゴールデンタイムで流すくらいの気概のあるテレビ局がありゃいいと思うんだが、そんな企画じゃ視聴率は取れないとかアホなこと考えてんじゃないか。看板だけ立ててナカミがなきゃそりゃ、視聴率なんて取れやしないだろう。ただの映画解説番組ならそうなることは目に見えてる。過去の名作と現代をリンクする視点を持たないと、面白いものにはなるはずもないが、そういう才覚を持った人間がテレビ局の上層部にはいないんだろうね。こういう状況だとテレビの黄金時代が60年代までって小林信彦の説も首肯せざるを得なくなるのである。

 さて、今回のDVDボックス、『黄金の七人』ボックス、と銘打っていながら、4巻セットのうち、黄金の七人シリーズは実は一本しか入っていない。
 どういうことかと言うと、そもそも第一作、『黄金の七人』自体が入っていないのである。
 どうやら版権買い取った会社が分かれたせいらしく、第一作がIVCから単発販売、第二作『続・黄金の七人 レインボー作戦』がキングレコードからボックス仕様で、という変則的な販売になっちゃったのである。最初はそのことに気付かなかったものだから、ボックスしか予約してなかったんだけど、慌てて第一作の売れ残りも購入。オトナの事情があるとはいえ、こういうのはなんとかしてほしいものである。
 じゃあ、ボックスの中身のあと三本はどうなってるかというと、本来シリーズものではないが同じマルコ・ヴィカリオ監督の作品で、“日本でだけ”シリーズものとして公開された『新・黄金の七人 7×7』と『黄金の7人 1+6 エロチカ大作戦』及び特典ディスクをカップリングしているのである。
 特典ディスクの中身、マルコ・ヴィカリオ監督のインタビューはなんと日本の観客のための撮り卸しである。ってことは『黄金の七人』の人気があるのは本国よりも日本ってこと? もしかして『ルパン三世』人気の逆影響なのかな。
 『新・黄金の七人』が『黄金の七人』シリーズとして公開されていることを知って、監督が「ひどい話だ、聞くんじゃなかった」と憤慨してるのには笑った。やっばりこういう他国での改変って、監督には一切知らされないままなんだね。日本製のアニメが海外でズタボロにされてるのも似たような事情なんだろう。
 どうせなら主演のフィリップ・ルロワやガストーネ・モスキン(昔はガストンと表記してたように思うがフランス人からイタリア人に変わったのかよ)、オリジナル峰不二子(この言い方も生粋のファンには噴飯ものだろうが)ロッサナ・ポデスタにもインタビューして欲しかったなあと思うが、役者さんはあまり旧作についていつまでも語られるのは好きじゃないだろうねえ。
 特典ディスクのメダマは、土曜映画劇場吹替版『続・黄金の七人』。切り替え仕様にすればいいのに、どうしてわざわざ特典の方に収めたかっていうと、本編カットが30分近くあって、オープニングやエンディング、音楽の差し換えもムチャクチャあるから(^_^;)。

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06月28日(金)
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