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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■イカが怖い/『育ってダーリン!!』A・B巻(久米田康治)/ドラマ『ししゃもと未亡人』ほか
久米田康治の普通のラブコメ(^o^)。
サンデーの増刊に連載されてて、どうやらオトナの事情で打ち切りにあってたらしいのだが、新作を加えて奇跡の復活。作者本人は「これはなにかの罰ですか!?」と叫んでるけど。
だってねえ、絵柄的にはともかく、ギャグ的には『改造』『南国』の片鱗も見せない上品さ(ラスト近くにドギツイキャラがちょっと登場するけど)。シチュエーションコメディとしては、小学生の婚約者を理想のダンナサマに鍛え上げようという逆『じゃじゃ馬馴らし』『ピグマリオン』的展開な第1部は少年マンガにはあまり見られなかった設定で、新味があるけれども、第2部の「夫婦であることを隠して寮生活」、なんてのはこれまでに腐るほど同パターンがある。直接の影響は『ストップ! ひばりくん』っぽい。「は〜ん」(←何のことか解説はしない)を期待してた当時の読者は肩透かしを食らった気分じゃなかったろうか。
つまんないかと言われると微妙なところで、「慣れてないな」という批評が妥当なところか(^_^;)。この本で一番、久米田さんっぽいギャグはどこかっていうと、帯と巻末フロクだったりするのは『改造』ファンへのサービスかお詫びか。
……あ〜、そこのアナタ、帯に「ドラマ化!」とか書いてあめるけど、本気にしないようにね。横に小さな文字で「希望」って書いてあるから。
フロクはA巻が「地丹式ラヴ論」で、B巻が「羽美式ラヴ論」。地丹よう、「そんなの愛じゃないとかいうけれどそんなのも愛なんだよ」とか言ってるからあんな目やこんな目に合うんだよ(-_-;)。
羽美ちゃん、「がんばればがんばるほどあんたの事嫌いになるよ彼」って言ってるけど、私、私のためにがんばってくれる女性に出会ったことないです。「彼」を「彼女」に読み変えるとすっごくキツイんですけど、私に死ねと言うのですか。って、マンガのキャラに人生相談求めてどうするよ(ー’`ー;)。
しげが帰ってくるまで、夜更かし。
具合が悪いのに帰ってきてみりゃ亭主は高イビキってのはヤだろうなと思った気遣いだが、多分しげはそんなことには全く気付いていないだろう。腹の虫抑えに餃子食う。
3時に帰宅したしげ、薬が効いたのか、見た目はそれほどキツそうではない。けれどそのまますぐに寝室に転がりこむから、やっぱりキツイのか。
私は私でパソコンに座って、さて、日記を更新しようかと前を見ると、見なれぬ白い物体が。いや、見慣れないと思ったのは間違いで、先日組み立てて置いておいた「イカデビル」のフィギュアが背中を向けて裏返されていたのだ。
私は触った覚えはなし、しげが落として立て直したときに間違えたのかな? と思って、しげに「おまえ、イカデビル、ひっくり返したか?」と聞いてみた。
しげ、一瞬、間を置いて、弱々しげに「うん」と答える。何やらワケがありそうだ。
「……なんで?」
すかさず叫ぶしげ。
「だって怖いやん!」
……ちょっと私、コケました。
いや、マジで椅子から転げ落ちるとこでしたよ。
怖いぃぃぃぃぃ? イカデビルがぁぁぁぁぁ?
イカデビルってよう、死神博士の正体ということになっているけどさあ、放映当時はなぜ、あの死神博士がよりによってイカなんぞに自分を改造せにゃならんのか、と、ガッカリしたもんだったんだよ(ホントはギルガラスになる予定が、都合で変更になったらしい)。実際、あっさりやられて弱くてよう。
「どこが怖いんだよ! イカだぞイカ! 美味しそうなくらいじゃん」
「背中は美味しそうだけど顔がイヤあ!」
……そういうもんかなあ、顔を怖くしてる分、スタイルはどう見てもヤリイカなんで、「所詮はイカ」感が強いと思うんだが。
ともかく、ケツ向けてフィギュア立てるのもバカみたいなので、しげによく見える位置にあえて立て直す。この程度で怖がるというのは人間としてダメだと思うからである。
しげは本気で自分の怖がりを治さねばならんと思う。今度、寝入ったときに耳元で怪談を聞かせてやろう。睡眠学習で少しは耐性ができるかも。
深夜、CSファミリー劇場で『ししゃもと未亡人』。
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06月26日(水)
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