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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■つまりシロクマって保護色?/『愛はめんどくさい』(まついなつき)/映画『原子怪獣現わる』ほか
説明するまでもなく、日本の『ゴジラ』に先立つこと1年、放射能怪獣の元祖映画である。架空の恐竜、リドサウルスをアニメートするはこれも説明いらずのレイ・ハリーハウゼン。このころはまだ「ダイナメーション」って言い方はしてなかったんじゃないかな。
部分的には見ていたけど、じっくりと最初から最後まで見るのは初めて。
けれど映画としてみると『ゴジラ』の足元にも及ばないのは一目瞭然。ブラッドベリの『霧笛』そのままに映像化しとけばよかったのになあ。
そのあたりが、明らかにこの『原子怪獣』にインスパイアされたと思しい後発の『ゴジラ』の方が、世界的にも圧倒的に評価されている原因の一つになっているのだろう(ただし、『原子怪獣』の日本公開自体は『ゴジラ』の一年後なので、明確なパクリとは言えない。田中友幸プロデューサーは、「原子怪獣の映画がアメリカで作られている」という情報のみで製作を支持しただけだから。ましてや円谷英二は全く見ていないだろう)。
やっぱり、あのテレビ塔を襲うゴジラのシーンに代表されるような、怪獣と人間との絡みが、ほとんどこの映画にはケツラクしているのだね。つまりこの映画には映画を成立させるためのドラマがないのだ。
誰ぞが「放射能の恐怖はこの『原子怪獣』の方がより表現されていた」とか言ってたが、全然そんなシーンないぞ。出てくるアメ公、核に対しても全然警鐘を鳴らそうとしてないし。恐竜の血で人がバタバタ倒れて行くのだって放射能のせいじゃなくて、「病原菌のせい」とハッキリ言ってた。
ともかく恐竜が簡単にやられすぎ。特撮費ケチったんじゃないかと言いたいくらいラストのシーンもあっという間に終わる。当時のモデルアニメーションの技術では、画面を動かすこと自体ができないから、その点でも迫力に欠ける。アメリカが『ゴジラ』をリメイクしながら、実はその設定やストーリーライン、デザインなどを多く『原子怪獣』の方に寄ったのは、やっぱり自分とこの映画が『ゴジラ』に負けたウラミを晴らそうとした結果なんじゃなかろうか。まあ、結局また負けちゃったわけだけれど(^o^)。
夜中、寝ていると、突然しげが泣いてすがりついてくる。
ビックリして目が覚めたが、どうやらまたいつもの情緒不安定らしい。いつものとは言っても、ここしばらくはそういうことがあまりなかったので、油断していた。やっぱり今日、無視したりしてたんで、淋しくなったんだろうか。
おかげでまた眠れなったが、だからこういうのは私の体力がある時にしてくれって(-_-;)。
06月06日(木)
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