ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491726hit]

■ピンクの象は出て来ません/『ホーリーブラウニー』1巻(六道神士)ほか
 けれど、ボギーやボーグルのようなアンシーリー・コート(悪の妖精)と違って、基本的には気のいい妖精である。
 六道さんはいわゆる「靴の妖精」としてこのブラウニーを描いているけど、靴の妖精は実はレプラホーン(レプラコーン)と呼ばれる種類。……妖精の世界もいろいろと「棲み分け」があるみたいね。更にグリム童話が英訳された時には、この靴の妖精は「エルフ」ってことになった。
 ……何と呼ぼうが、どーでもいーよーな気もするよな。

 さて、では、この『ホーリーブラウニー』、ステキな妖精さんのココロ暖まるメルヘンかというと……。
 六道さんがそんな話作るわきゃないじゃん(^o^)。
 いやもう、ひたすら下品の目白押しっつーか、どーして福岡出身のマンガ家って、小林よしのりといい、安永航一郎といい、六道神士といい、「下品」を売りものにしてくれるかね。福岡出身者としては肩身が狭いぞ……ってウソだけど。
 ヘ(^ヘ^)(^ノ^)ノ ソレソレ♪
 いやもう下品だろうが下劣だろうが、それが人間の本質ってもの。もうどんどんとことんおゲレツ道を突っ走ってもらいたいね、六道さんには。『エクセル☆サーガ』はまだまだオトナシすぎる。
 いきなり第1話が19世紀だってえのに、超リアルな高性能ダッチワイフを小人さんたちに作らせる話だもんな♪ この開き直りかたがもう、嬉しくなっちゃう。しかも24世紀の技術使って作った「南極花子」ちゃん(おいおい)、縮退炉が暴走して、村の住人殺戮しまくったあげく、被爆させちまうし。
 ヤッベーネタ!(^_^;) ……ヘタすりゃこれ、某団体から苦情が来たりしたらすぐ絶版になるかもしれないから、今のうちに買っとこうぜ、みんな。
 で、このトンデモコンビの小人ってのが、片や伝統的かつメルヘンチックなお仕事を夢見るピオラと、正反対の超現実主義的かつ、お下劣の権化(しかも神様のお気に入り)フィオの、二人の「人形」。
 そう、この小人さんたち、人形のカラダに神様から魂を吹き込まれたって設定なのね。つまり影の主役は登場しないけど実は「神様」(^o^)。
 もうなんつーか、処女受胎もダイナマイトの発明もマンハッタン計画も、ぜーんぶ神様の思し召し……って、某宗教にケンカ売ってないか六道さん(^_^;)。あぶないネタ満載のこの一冊、世の良識嫌いのアナタには絶対のオススメです♪
 ……ちょっとヘンなのは、単行本収録順序が、どうやら雑誌発表順序になってないらしいとこ。第四話の「永遠とは」が、どう考えても第二話だしなあ。特に理由がありそうな感じもしないから、もしかして単に間違えただけ?

05月08日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る