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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■全国の○○はみなアホか?/『てけてけマイハート』2巻(竹本泉)ほか
 いや、ぴんでんさんのオタクフィールドは『宇宙猿人ゴリ』だの『鉄人タイガーセブン』だの、マイナー特撮モノが中心なので、映画の王道と言えば王道過ぎる『戦国』がかえってつまんないのは当然と言えば当然なのである。
 にもかかわらず、ぴんでんさんは「面白いですよ!」の私の言葉にウカウカと乗せられて(『オトナ帝国』はぴんでんさんにも面白かったようなので、そればかりではないだろうが)、ご覧になってくれたのだ。こういう態度、ウチの劇団の連中にも見習ってほしいものである。
 当たり前過ぎることを何度も書くのは気が引けるのだが、「貶すなら見てから貶せ」なのである。こう言うと「つまんないものをムリヤリ見なきゃならんのか」と言って反論した気になってるアホンダラが、世間にゃやたらいるのだが、だから、見なきゃつまんないかどうか、分るわけないやん(-_-;)。なぜこんな簡単な理屈がワカランのかね。
 オタクの大半が人格者であるのは、自分の趣味を大切にする分、他人の趣味も尊重できるからだ。他人の趣味に対しても、自分のそれと同様に、相対的な価値観というものを認めているのだ。
 しかしそれは、本来はオタクの専売特許なことではなくて、一般の人間もそうであってしかるべきことでもある。けれどオタクでない人間は、たいていそこを履き違えてて、他人の趣味を「拒絶」するために、「趣味が違う」とか「嗜好が違う」とか言いたがるのな。それは明らかに他人の人格の否定であり、差別なんである。
 まあ、オタクが全て人格者だと断定まではしないが(ひでえオタクも知ってるし)、少なくとも、「しんちゃん見てるやつ」なんて単純な「オタク差別」だけはしないでほしいものである。

 わざわざ来てくださったのだから、せめてものサービス、というつもりで、アニメ『サイボーグ009』のDVD、本放映時にはへにょへにょのふにゃふにゃになっていた第2話のリテイク版をお見せする。あまりサービスになってないかもしれんが(^_^;)。
 作画監督の大森英俊さん、大変ガンバっているのだが、改めて見てもやはりもとがひど過ぎるから、「おお、こんなによくなって!」というほどの印象はない。しかし、新しく作画されたウルトラシリーズ風シルエットエンディングはやっぱりカッコよくて、ぴんでんさんも「おお」と感嘆される。けどこの程度で客を釣ろうっての、ちょっとインケツだよなあ。
 特典の009の初期バージョンフィギュア(防護服が緑色)ってのも、ほしい人にとっては垂涎のものかもしれないが、さすがにフィギュア系にまでは私は手を広げてないので、「こいつのせいで割高になってるじゃん」と、ちょっと腹が立つのである。
 他にもいろいろとヘンなものお見せしたかったが、夜も遅いので、『パワーパフガールズのBOXをお見せする程度に抑える。これも中身は「風船、ストラップ、マウスパッド、要らないものいっぱい」って感じ? ……特典つけるなら映像特典つけてくれ〜(T∇T) ウウウ……。


 マンガ、竹本泉『てけてけマイハート』2巻(竹書房/バンブーコミックス・680円)。
 カバー、折り返し、カバー下の表紙のイラスト、ほぼ全てで主人公の早坂のぞみ、酔っ払っている。
 ……まあね〜、外見は女子中学生にしか見えなくても、中身は25歳のオトナなんだから、問題は何もないのだが、これって、やたら規制の厳しい「子供がマネしたらいけないから、マンガの中でも学生に酒やタバコを吸わせちゃダメ」って
ことに対する竹本さんの反発……???
 じゃないよなあ。仮にそうだったとしても、そんな「オトナの事情」なんて全く感じさせないくらいほんわかした作風だ。そんな裏ヨミ、竹本さんのマンガには似合わないね。
 私は実は、主役ののぞみよりも、恋人の吉田しげるくん(教師)の教え子の東岡くるみの方が好きなのだ。毎回毎回、吉田くんの授業中に、のぞみとのデートの様子なんかを質問して授業妨害してるのがか〜い〜ったら(^^*)。 

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04月22日(月)
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