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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■だめおんなず・うぉ〜か〜/『ネコの王』2巻(小野敏洋)ほか
 けど、こういうしげのウソにつきあってられるのも、まだ私の体が動くうちだけだ。しげは口では私と一緒にいたいといつも言っている。けれど、「いたい」だけで「私と一緒になにかする」じゃないのだ。子供が「パパとずっと一緒」と言ってるのとレベル的に全く変わらない。「一緒にい続けるために自分が何をしなければならないか」を何一つ考えていないのだ。
 私は別に「家事をせよ」とかそういうことを言ってるわけではない。
 別に私は一人でだって生活していけるし、実際、結婚する前の方が生活は楽だった。それをあえて「私と一緒にいたい」としげの方から言ってきた。
 なんのために?
 「世話をしたい」としげは言った。でも現実としてしげは家事をしているわけではない。
 では、代わりに何をするのか。
 しげは私のために「何か」をしたいと思っている。
 いつも自分から「これこれこういうことをするよ」と私に約束する。
 けれど、一日としてその約束を守ったためしがない。
 結局、「自分のできないこと」ばかりを考えるから、できないままなのだ。
 家事ができないなら、なぜ私に頼まないか。
 朝の送り迎え、それができないなら、なぜ初めから「タクシーで行って」と言わないのか。
 うちにカネを入れるから、メシは食わせてくれ、と言うのなら私はそれだって別にかまわないのだ。
 なのに結局、何もしない。
 それでいて、毎月の自分の生活費だけはしっかり取ろうとする。
 だから私は「おまえは寄生虫か」と怒るのだ。
 考えていない。
 結婚して十年も経つというのに、しげは未だに私と「何をするのか」を考えていない。いくら「考えろ」と言っても、アタマが悪いので、「自分のできること」が思いつかないのだろう。それはしげが、「自分を見ること」から逃げているからにほかならない。
 これでは私のほうが、トシを取ったときにしげと一緒にはいられなくなる。
 でも、同居することが物理的に不可能な状況を作ってるのはしげ本人なのだ。
 本気で反省する気があるんだったら、いい加減で気付いてほしいもんだが、とことんバカだしなあ。
 約束を破ったなら、そのペナルティをどうしたらいいか、せめてそれくらいは自分で考えてほしいのに。

 帰宅するなり、しげ、速攻で寝る。
 やっぱり、さっきの反省はウソだったなあ。
 ダメ男に引っかかる女と、ダメ女に引っかかる男とではどっちが不幸なのか、とつくづく考える。
 どっちもバカなのは共通してるけどさ。
 とほほ。
 

 マンガ、小野敏洋『ネコの王』2巻(小学館・560円)。
 巨乳系とロリ系のキャラの差がこれだけハッキリしてるマンガも珍しい。
 っつーか猫女神様、ちちデカ過ぎや(^_^;)。
 今回は「巨大ブルマ」の話と、ケルベロス退治と、ちくわぶが美味しい話と、小学生のスクール水着にビンビンの話……ってなんや分らんな(っつーかエロマンガかこれは。半分そうかもしれんが)。
 まあ、話より何より、チチだのシリだのの露出度が高いからなあ。チチのない小学生の描写が、「シリ」に集中するあたり、作者のリビドーが奈辺にあるかがハッキリしてて潔いと言えば潔いのだが。
 でも私はチチよりシリより、カナガキのキャラが好きだな〜。
 セロのライバルで、世界征服を企むネコ! と言いつつ、ただの「ドジ」なとこはロケット団というかモリアーティと言うかガキオヤジと言うか、かわいいんだけど。アニメでこれの元祖たどったらやっぱり『ハッスルパンチ』のガリガリ博士あたりになるのかな……って、例え古過ぎ?
 でもエッチな絵柄だけど、昔なつかし「まんが」のムードはあるんだよ。
 猫の王にどんな使命があるか分らないけど、あまり話をでかくしないで、ご近所猫騒動モノでいってくれたほうがいいなあ。

02月25日(月)
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