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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■どうしてくれよう。/『マジンガーバイブル 魔神全書』(永井豪とダイナミックプロ)ほか
 「気持ちが離れる」と書いたが、これもお前は勝手に勘違いしちゃうだろうから、書いとくけど、「愛情」がなくなったって意味じゃないからな。単に「私だってもうトシなんだし、これ以上、お前に言葉をかける気力がもうない」という意味だよ。そこで「だったら言葉なんかかけてもらわなくてもいい」とかふてくされるな。醜いぞ。
 これだけ言葉を尽くしてもわからないか? こうして、お前に向かってること自体が、愛情でなくてなんだって言うんだよ。
 気づけ。そして働け。
 原因は全てお前にあるんだ。


 穂希嬢、何かのゲームの攻略法をパソコンでダウンロードしたかったらしい。
 私は黙々と片づけを続ける。
 なんか全然相手しなくて申し訳なかったけれど、ちょっとココロに余裕なくなってたもので。
 もちろん、しげはその間、何も片付けを手伝わない。
 30分ほどして穂希嬢の作業終わり。
 しげ、穂希嬢を送っていく。
 なんかもー、疲れた。
 
                                      ダラダラとアニメなど見る。 
 『キン肉マンU世』、ああ、初めて見たけど初代キン肉マン、神谷明さんじゃなくなっちゃったのね。映画版までは神谷さんがやってたのに。ミートくんも松島みのりさんじゃなくなってるよう。作画は旧作より圧倒的によくなってるのに残念だなあ。でもギャグは相変わらずつまんない。リング上で屁をかまし合うなんて、ギャグ以前だ。こんなアホなとこだけ前作を踏襲してどうするんだよ。
 『シャーマンキング』、これもしばらく見てないうちに、ストーリーがわかんなくなってる。どうやらシャーマンファイトは始まってるみたいだけど、新キャラが増えてるなあ、女の子とか女の子とか女の子とか。みんなかわいいのはとりあえずGOOD。でもおかげで林原めぐみや犬山犬子の出番が減ってるのがオジサン、悲しいぞ。
 『テニスの王子様』、なんかマムシさんってのが出て来てますが、濃いキャラですねー。まあ、そんだけ。

 『ヒカルの碁』第十六局「saiはだれだ」。
 前回に引き続き、作画がとてつもなくいい。
 構図、テンポ、統一感の取れたキャラデザイン(言わずもがなだけど、作画監督がしっかりしてないと、各原画の印象がバラバラになる)、2週続けてハイレベルってのは、班態勢がしっかりしてるってことなんだろう。
 たまに作画が乱れるのは、どこか一、ニ班、おミソな作画監督のところがあるのかな?
 『ヒカルの碁』はネットでも公式ページをよく見るんだが、各話の脚本、絵コンテ、演出の記載はあるのに、作画監督だけがない。単なるミスか、苦情が来るのを恐れてか。でもビデオで録ってるから、誰の回がヘタレかは調べりゃすぐバレちゃうんだけどね(←イジワル)。
 今回の絵コンテの担当者を見てビックリ。「かみやじゅん」ってひらがなになってるけど、これ、『BLUESEED』、『ネオランガ』の「神谷純」監督だな? うわあ、なんちゅう豪華。脚本に難のある作品にあたることが多くて、もう一つ評価されてないみたいだけど、演出力はずば抜けてるヒトだ。
 ああ、『ヒカ碁』はDVD買うまいと思ってたけど、これで迷いが出て来たぞ。
 また驚いちゃったのは新登場の和谷、原作以上に美形だったんだよね。
 もちろん原作でだって特に「美形」の位置にいるキャラじゃないんだけど(佐為にアキラもいるし)、こうも整ったデザインで描かれちゃうと、なんだかオジサンまで頬がポッ(^^*)……ああ、いやいや、そのケはないぞ、私には。
 saiにネット碁で負けて口惜しがる和谷を初めはその口もとだけ映して、カメラをすっと引く、けれどカメラが和谷の半身を映すのは一瞬、窓の外まで引いて、そのまま上に上がり、空を見上げてやや呆けている顔を俯瞰で抑える。
 いやあ、うまいわ。
 和谷の負けて鬱屈していた心が、「saiって何者?」っていう思いに変わり、空へ広がって行くのを、ちゃんとカメラの移動で表現してるんだもの。アニメ誌も、こういう表現のテクニックをもっと特集してほしいんだけどなあ。「演出」が一番なおざりにされているのが今のアニメ誌の一番の問題点だと思うんである。

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01月30日(水)
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