ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■休み過ぎだって自覚はあるのよ。一応。/DVD『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』/『西岸良平名作集 蜃気郎U』ほか
 夜中にいきなりテレビからぴぽぴぽーん、と緊急ニュースのテロップが。
 また地震かなあ、と思っていたら、「田中外相更迭」だと。
 あちゃちゃ、ついにかぁ。
 まあ、よく持ったほうかなあ、と思ってたら、また、ぴぽぴぽーん。いや、「更迭ニュース」なら今見たよ、と画面に突っ込んでると、今度は「野上義二外務次官も更迭」だと。
 更にやっぱりというか、鈴木宗男衆院議院運営委員長も辞任の意向を示しているとか。

 コイズミ先生「ケンカの原因はなんなの?! 先生に言ってごらんなさい!」
 マキコちゃん「うえーん、よっちゃんが私の髪を引っ張ったのー」
 ヨシジくん 「ちがわい、先にマキちゃんがボクを突き飛ばしたんだい!」
 マキコちゃん「うそ! 私そんなことしてないもン!」
 ヨシジくん 「ボクだって髪なんか引っ張ってないやい!」
 マキコちゃん「引っ張ったもん!」
 ヨシジくん 「へーン、何時何分何秒だよう!」
 マキコちゃん「だって後ろでムッちゃんも見てたのに!」
 コイズミ先生「ホントなの? ムッちゃん!」
 ムネオくん 「知らねえよ! オレ、関係ねーよ!」
 コイズミ先生「もういいわ! みんな、今日はお昼ご飯抜き!」
 マ・ヨ・ム 『ええ〜?! そんなあ〜!』

 まあ、こんな感じか。
 裁定としては、なんの面白味もない結末になっちまったなあ、という印象だ。
 要するにNGOの締め出しを謀ったのは誰か、それを追求させないって結果だもんね。
 誰かも何も鈴木宗男自身が「そういう意図で言ったんじゃない」と、「言ったこと」自体は認めてるってえのに。
 小泉首相もねえ、「女の涙にゃ勝てないね」とか言ってたんだから、女と心中するくらいのハラを括ってくれてりゃよかったのに。「女に背中切られるくらいじゃないと女は描けません」と溝口健二も言ってたぞ。関係ないか。

 けどまあ、これで国民の判官贔屓が、田中真紀子への同情票を確実に集めることは間違いないな。案外、「次があるから」とかなんとか、それをカードに小泉首相は田中外相に更迭を納得させたんじゃなかろうか。

 「アナタはん、ウチを捨てなさりはるんどすか?」
 「泣くなおマキ、俺だってツレえのサ」
 「そない言わはっても、もうウチにはアナタはんしかおらしまへんのどす」
 「別に切れろと言ってるわけじゃねェ、二人の間にゃ、インターバルってものが必要なんだよゥ」
 「いやどす。ウチは片時だって、アナタはんと別れとうはおまへん」
 「耐えるのサ、おマキ、いつかまた、春も巡って来ようってもんじゃねぇかよゥ」

 もっとも、女にこんなこと言ってて、誠実なヤツなんて、まずいねえけどな(^^)。
 この程度のカケヒキくらいは青二才の小泉首相にだってできるんじゃないかって思うんだけれども、自分の人気が落ちるってことはあまり考えてないような気がする。まあ、「思いあがり」発言は首相になる前から頻繁にやってた人だし、今回も「思いあがった」末の勇み足なんだろうね。
 その辺まで読めちゃうところが、この国の政治がつまんないとこ。もちっと楽しめるキャラ出してくれや(って映画じゃないって)。

 どさくさに紛れるような形で、大橋巨泉もいきなり辞職。
 テレビは、記者会見の席上で、民主党の金田誠一衆院議員、社民党の福島瑞穂幹事長、辻元清美政審会長なんかが、「辞めないで」コールしながら取り囲む様子を映してたけど、こういう三文芝居が見てるほうに通じると思ってる分、こいつらは実に始末に悪い。
 政策がどーの、思想がどーのってことの前に、国民を舐めてなきゃ、こんなパフォーマンスはできねえって。でなきゃ、何もしなかった巨泉をどうして引き止める必要がある?
 「人権派」を標榜する連中って、こんなのが多いからやんなるんだよなあ。

01月29日(火)
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