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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタアミに行くぞオタアミに行くぞオタアミに……/『COMAGOMA』1巻(森下裕美)/『おさんぽ大王』1巻(須藤真澄)ほか
ありゃりゃ、また『少年アシベ』始めたのか、と思ったら、ワイド四コマでアシベとゴマちゃん以外にはスガオくんくらいしか出て来ない(スガオくん、初めてアシベと同じコマに入れてよかったね)、前作とは全くテイストの違う新作。なんか雰囲気的には前作は『元祖天才バカボン』だったのが今度は「元祖」の取れた最初の『天才バカボン』に戻ったようなシンプルさ……って、このたとえのわかるヒトは確実に30代以上だろうな(^_^;)。
いや、新キャラがいないわけじゃなくて、母ちゃんの父ちゃんと母ちゃんが(つまり爺ちゃん婆ちゃんだ)新登場してるんだけど、そのせいなのか今回はあの大会社社長の父方の爺ちゃんは登場しない。
そういうところに作者が拘ってるのは見てとれるが、読者の要望は「旧キャラをもっと出せ」だと思うのだ。ゴジラかい(^^)。その要望に屈せず、今の路線でずっと森下さんが押しとおせるか、その経過を見て行く方が作品自体よりずっと面白そうだ。
それはそれとして、森下さんの『荒野のペンギン』、文庫で復刻してくれないかなあ。
マンガ、須藤真澄『おさんぽ大王』1巻(エンタープレイン・890円)。
これだけ旧刊なんだけれど、改訂版の初版なんだそうな。
前のとどこか違ってるとこあるのかなあ。比較できないからわかんないけど。こういうのたいてい「表紙だけ」だったりするんだよなあ。
ほのぼのファンタジーばっかり描いてるかと思ってたら、こういう探訪記マンガも描いてたのね、このヒト。でもメリハリが効いてて、これが実に面白い。ともかく期待に胸ワクワクで出かけたその土地々々の名物に、次々と裏切られてく展開は秀逸。なんだかつげ義春の『リアリズムの宿』を思い出させるなあ。
花見の場所取りに何度も失敗したり、競馬ですりまくるのは、ご本人にはお辛い思い出だろうに、よくここまで笑いを取るように描いていることか。
ああ、また一冊、継続して買う本が増える……。
あなたはオタアミに行きたくなる
夜、こんな夢を見た(←漱石を狙ってんのかい)。
今日は会ったこともないひい爺ちゃんの葬式である。
ところが私は劇団の仕事が忙しく、爺ちゃんの葬式にも出られなかった。
実は西原理恵子やナメダルマ親方やたぬさんやすえいどんたちと麻雀をしていたのである(←いきなり矛盾。サイバラさんたちが出てきたのは『どばくちさいゆうき』を読みながら寝たためであろう)。愛ちゃん(サイバラさんのアシストさんね)が私を物差しでビシビシと叩いて「早く葬式に行きなさいよ」というので、仕方なく親父の店(注・床屋)に行く。
行った店は、なぜか今はもう潰れてなくなってる前の店(このへんで夢だと気付くべきであるが、どうして夢を見ている最中はそのことに気付かないのであろうか)。
もう夜中でみんな寝静まってるので、仕方がなく二階に上がると、親父は愛人とグースカピーと寝ていた。ああ、おとうさんがあいじんをつくってたなんて、そんなのいやだあ、と中学生みたいな感覚になってよく見たら、どんどんそいつはボヤけて親父かどうかわからなくなったのであった。仕方なく下に降りてみると、親父は店を大改装中であった。ああ、やっぱりあの愛人と寝ていたのは親父じゃなかったんだとほっとする(じゃあ、誰だったんだよ、そいつは)。
店の入口がワキにあって狭いので、真正面のガラス戸を取っ払って入口にしようというのだ(子供のころ、ガラス戸を磨かされるのがイヤで取っ払っちゃいたいと思ってた記憶の反動だろうな)。
親父は私が葬式に出なかったことに立腹していて、罰を与えると言う。
「オトナになったお前にこんなことを言うのは気が引けるがな。もうテレビは見ちゃだめだぞ」(子供のころ、やたらテレビ禁止・マンガ禁止を食らっていたのである)
んなこと言ったって、ウチに帰ったら、私がテレビ見たって親父にバレる気遣いないじゃん、親父はバカかとは思うものの、ああ、これはぼくのこころをおとうさんがためしているのだなという少年のような心の私は親父の言葉を素直に聞く。
で、二階に上がって、速攻、テレビを点ける(^_^;)。
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11月20日(火)
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