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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■もう6年/『背後霊24時!』3巻(がぁさん)ほか
ウソップもそうだが、グループにはコメディリリーフの役を担う人物がどうしても必要になる。けれど、そういう人物は得てしてドラマ展開上、ドジを踏んだりして「足手まとい」になりかねない。
そうなると、受け手はそのコメディ演技に笑ってばかりもいられなくなるのだ。まして、アニメのウソップの声は山口勝平。……こりゃ、憎んでくれと言わんばかりのキャスティングじゃないの。
原作の方でも、ウソップの扱いに作者が苦労しているのがはっきり見て取れる。チョッパーはそのウソップと組むことが多いのだから、二重の足手まといになっちゃ困るのだ。
大谷さんの声は、山口勝平とのコントラストがよく出ていて、出色。気になるのは高音部の声の裏返り方がどうも林原めぐみっぽいところなんだけど、それが今の若手声優たちのスタンダードになりつつあるのだろうか。
あ、ジャンプアニメなら当然の出番、Dr.くれは(ドクトリーヌ)は、野沢雅子さん。いや、ハマってます。……花の130代って、これは野沢さんへの皮肉なんだろうか(^_^;)。
新番組『笑う犬の楽園』。
間の取り方が致命的に悪い(ウンナンの番組だけどダウンタウンの悪影響が顕著)欠点はあるものの、コントをともかく中心に、という姿勢は好ましい。
ただ、やはりネリが足りないんだよなあ。
特別警戒中のラブホテル、男女がシケこもうとするのだが、受付は「ご夫婦ですか? 身元がハッキリしないとお泊めできません」と、つれない態度。
男が「結婚なんてまだ……」なんて言い出すものだから、女のほうからも「結婚する気ないの?」と突っ込まれる始末。最後には男が先月浮気してたことまでバレて、結局二人はその場で喧嘩別れ。
……うーん、設定は面白いんだが、もう一つ二つ、畳かけるようなギャグがあってもよかったんじゃないかなあ。浮気してたんだったら、その証拠ビデオが盗撮されてたとか。それともそういうギャグは過激過ぎてダメなのかなあ。
短いギャグだけど、次のやつが結構気に入った。
タトゥー屋に飛び込んできた男、いきなり服を脱いでハラを見せて、
「ピョン吉彫って!」
「しゃべらないよ」
福岡競艇のCMがまた変わった。
竹中直人が毎回出演して、シリアスからギャグまで、ほのぼのからナンセンスまでと幅広いアイデアで(多分竹中自身もアイデア協力してると思われる)面白がらせてくれてるこのシリーズ、ここしばらくは「居酒屋編」で、竹中が主人に扮しているものが続いている。
ラジオを聞きながら2−4にするか2−6にするか迷ってる竹中、カウンターのちょっとセクシーな美人に尋ねる。
「高校2年生の時、何組でした?」
「……B組」
竹中、絶句。
と、今回はちょっとドジ編でした。
マンガ、がぁさん『背後霊24時!』3巻(完結/秋田書店・540円)。
ううむ、3巻でいきなりライバル登場でしかもあっという間に完結ってのは構成としてはちょっと破綻してる気はするが、まあ、その分エッチシーンは増えてるし、まあいっか。
いきなり天国の門が開かれ、みちよちゃんの背後霊でいられなくなったまさる君。奈緒ちゃんが心配で今度は浮遊霊になって戻ってきたけれど、これで天国行きはご破算、小板橋さんとみちよちゃんの仲を妨害するさくらちゃんとその背後霊の姫君に対抗する力は全くない。果たしてみんな幸せになれるのかっ!?
って、がぁさんのマンガの結末がハッピーエンドにならないワケないんだけど。予想通りと言えば予想通りだけれど、いかにもがぁさんらしくていのだ。
がぁさんのマンガって、エロマンガなんだけれど、SEX=純愛って図式を絶対に崩してない。「エロにテーマはいらない、エロはエロでいいのだ」というのは一面の真実ではあるが、そう言いきるのも作品世界を狭めるだけだ(だから矢野健太郎のエロはエロに徹してもホラーにしてもつまらない)。
エッチはあっても安心感があるってのは、絵柄の柔らかさだけでなく、物語が決してアンハッピーエンドにはならないだろうという期待にあるのではないか。SEXはがあさんのマンガでは「努力の道」でもあり「健気さ」のシンボルでもあるのだ。
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10月21日(日)
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