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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■山田風太郎死す/『新・トンデモ超常現象56の真相』(皆神龍太郎・志水一夫・加門正一)ほか
 時間つぶしをしているうちに、病院の昼休みも終わり。
 診察(っても手紙渡すだけ)も5分で終わる。
 でも報告だけで800円取られるっちゅーのはちょっとボッてないか。

 病院の外に、一歩出た途端、突然稲妻が走り、豪雨が降り出す。
 ……ウソみたいだが本当だ。
 慌ててそばの喫茶店に入りこみ、やや遅い昼食。
 サービス定食がサイコロステーキだったので、迷わず注文。朝飯食ってなかったし、これくらいで体脂肪が増えることもなかろう。
 30分ほどしたら、雨はキレイに上がっていた。
 見事なくらい、夕立らしい夕立。こんなのって、滅多にないんじゃないか。
 今年は梅雨も梅雨らしかったし、猛暑も猛暑だし、絵に描いたような「日本の夏」である。
 んじゃ、今年はあと、秋は「枯葉散る秋」で冬は「雪の降る冬」になるのだろうか。


 皆神龍太郎・志水一夫・加門正一『新・トンデモ超常現象56の真相』読む。
 昔からオカルトの類は好きで、その手の番組も一時期食い入るように見ていたものだったが、最近はとんとご無沙汰である。
 それでもたまに『USOジャパン』とか『アンビリーバボー』とか見たりするのだが、しげが気味悪がってすぐチャンネル変えさせるもので、なかなかマトモには見られないのである。
 基本的に心霊現象も超能力もUFOもUMAも、「ホントかウソか」なんて杓子定規な見方をするのは好きではないので、「へ―、そうなの」と、漠然と見るのが好きなのだが、世間はどうしてもクロかシロかはっきりさせないと気がすまない人が多いのだね。
 いや、と学会の人たちではなく、ビリーバーの方々の方である。

 いつぞやの「ネッシーは私たちのイタズラでした」の暴露があったときも、私は別に動揺なんかしなかった。
 最も有名なあの「カマクビ」を上げた写真、なにかの特番で波の形状から数十センチしかないということは指摘されていたし、あんなプランクトンくらいしかいないような湖にプレシオザウルスが住めるわきゃない、ということは科学者の一致した意見だったのである。
 そんなことは知ってても、やっぱり「ネッシーがいたら面白いね」とみんなは楽しんでるものだと、つまりはエイプリルフールを喜ぶのと同じ感覚でいるのだと思っていたのだ。
 でも、あの暴露記事が出た時、私の周囲で「夢が壊れた」なんて言ってたやつが結構いたのだ。……マジで信じてたわけ? ネッシー。そりゃ、ホントに「夢」見てたんだって。

 更にアイタタ、と思ったのは、その直後に放映され始めたアニメ『モジャ公』。最初の数話、藤子・F・不二雄さん本人がシナリオを担当されていたのだが、モジャ公や空夫たちが、「モケーレ・ムベンベ」を探しに行く、という話があったのね。これ、この事件以前だったら、絶対に「ネッシー」を探しに行く話になってたはず。
 いくらネッシーのインチキがバレたからって、モケーレ・ムベンベだって相当インチキくさいじゃんか、なんでそんな姑息な手を藤子さんともあろう人が使うのか、堂々と「それでもネッシーはいる!」と主張することがなぜできないのか、夢を守るってそういうことだろう、と、ガックリきちゃったのだ。
 で、これが藤子さんのアニメの遺作になっちゃうし(T_T)。 

 で、今回、「モケーレ・ムベンベ」もこの本でデマと知りました。
 水深2メートルしかない沼に恐竜が住めるかい(-_-;)。
 あの藤子さんですら、晩年はボケちゃってたんだなあ。
 無常。

 でもマリー・セレスト号事件や、クロワゼットの超能力は、結構信じてたんだがなあ。でも、元々の知らされてたデータにウソが混じってたら、勘違いもするよなあ。
 あ、ユリ・ゲラーは信じてないよ。ルームランナー買う気に全くならなかったから。

 大学の友人で、「スプーンを曲げた!」と言ってたやつがいて、今、教師をやってるんだが、あいつ、生徒に「俺は昔スプーンを曲げたことがある!」とか吹聴してるのかなあ。多分偶然だと思うんだけど恥ずかしいよなあ。

07月31日(火)
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